「Surface Pro 4」のバッテリー駆動時間は8時間47分
カタログ上では、Surface Pro 4のバッテリー駆動時間は約9時間(動画再生時)とされている。実際の駆動時間を検証するために以下の条件でテストを行なったところ、8時間47分でバッテリー切れ(設定残量3%)となり休止状態へ移行した。無線LAN経由でネットにアクセスし続けるテストでこれだけもてば、十分な結果だ。
バッテリー駆動時間計測条件
- Windows 10の電源プランは標準(バランス)のまま
- 液晶ディスプレイの明るさを40%に設定
- 無線LANとBluetoothはオン
- ボリュームは50%に設定
- タイプカバーを取り外し、本体のみで計測
- 「BBench」の10秒ごとのキー入力と60秒ごとのWebアクセスを有効化
- 満充電の状態から休止状態へ移行するまでの時間を計測
インターフェース不足はSurfaceドックで解決
Surface Pro 4には外部機器接続用のインターフェースとして、USB 3.0端子とMini DisplayPort端子が用意されている。外出先でネットや書類を確認する程度のライトな利用なら問題ないのだが、PCとしてバリバリ使うには拡張性がやや低めだ。
そこでオススメしたいのが、Surface Pro 4のインターフェースを拡張する「Surfaceドック」だ。右側面のSurfaceConnectに接続することで、本体を充電しながらさまざまなインターフェースを使えるようになる。
Windows Helloを使った顔認証サインインが便利
Surface Pro 4では液晶ディスプレイ上部に赤外線カメラが用意されており、Windows Helloの顔認証を利用したサインインが可能だ。実際に顔認証によるサインインと試してみたのだが、サインインの作業が驚くほど簡単かつ迅速に行なえる。ロック画面を表示させればあとは顔認証が勝手に行なわれるので(環境にもよるのだが)、指紋センサーを使った認証よりも手軽だ。
より「プロ」志向の強いハイエンドユーザー向けのモデル
Surface Pro 4は、本体のデザインこそ前モデルと変わらないものの、パフォーマンスや入力デバイスの使い勝手、さらには各種の便利機能に対応するなど、総合的な完成度は飛躍的に向上している。Surface Pro 3が登場したときもその完成度の高さに驚かされたが、新モデルはさらにその上をいく出来栄えだ。
人気が集まっているのは、メインPCとしても十分なスペックを備えるCore i5+8GBメモリー+256GBのモデルのはずだ。実質的に必須アイテムのタイプカバーとセットで購入すると、税込価格は20万円を超えるものの、Surface Pro 4は生産性の面において非常に高いクオリティーに達している。
たとえばOffice文書に修正を加えたりプレゼンを行なう機会が多いビジネスパーソンなら、作業効率は大幅に改善されるに違いない。その意味で、Surface Pro 4は「プロ」の現場でこそ輝くモデルだといえるだろう。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | Surface Pro 4 |
CPU | Intel Core i5-6300U(2.40GHz) |
メインメモリ | 8GB |
ディスプレー(最大解像度) | 12.3型(2736×1824ドット)、アスペクト比3:2、マルチタッチ対応 |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 520(CPU内蔵) |
ストレージ | 約256GB SSD |
光学式ドライブ | - |
通信機能 | 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB3.0、Mini DisplayPort、カバーポート、SurfaceConnect(充電、 Surface ドック用端子)、microSD対応メモリーカードスロット |
Webカメラ | フロント500万画素/リア800万画素 |
センサー | 照度、加速度、ジャイロ、電子コンパス |
本体サイズ/重量 | 約幅292.2×奥行き201.42×高さ8.45mm/約786g |
バッテリー駆動時間 | 約9時間(動画再生時) |
OS | WWindows 10 Pro(64bit) |
オフィスソフト | Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス |
主な付属品 | Surface ペン |