スマホはやっぱり片手で使いやすい小型モデルが一番という人もいれば、普段は大型スマホを愛用していても、たまには小さいのを使いたいという人もいるのではないだろうか。ちなみに本稿担当は後者のタイプだ。
4.5型ディスプレーを搭載するFREETELのSIMフリースマホ「priori3 LTE」は税抜1万2800円(量販店では10%ポイントが付くケースも)という安価な端末。11月に発売され、12月2日にはポップなカラバリも追加されている。早速入手したので簡単に紹介していこう。
エントリークラスのスペックも普通に使うには十分
バッテリー交換可や5GHz帯対応はうれしい
安価な端末といっても、ネットワークが混雑している都心部ではLTE対応モデルでないと正直厳しい。priori3 LTEは製品名どおりにこの点でも合格。LTEの対応周波数はバンド1/3/8/19と、国内でドコモとソフトバンクのネットワークで利用するぶんには十分だ。
主要なスペックは4.5型FWVGA液晶(480×854ドット)、クアッドコア1GHz(アプリで確認するとMediaTek MT6735と表示)、1GBメモリー、8GBストレージ(microSDXC、最大128GB対応)、800万画素カメラ(イン200万画素)、2100mAhバッテリー、Android 5.1など。
価格どおりのエントリークラスのスペックではあるが、便利な部分も多い。たとえばバッテリーは取り外しと交換が可能。高価なスマホでユーザーによる交換が不可だと、つい充電の頻度などで心配してしまうが、これならその気遣いは不要。無線LANもIEEE802.11nまでの対応ながら、5GHz帯に対応。さらにBluetoothテザリングも利用可能だ。
ディスプレーも比較的明るく見やすい。価格を考えればクオリティーは上々。全体的な動作も、同時に複数の処理をこなそうとしなければ、ほぼスムーズで不満はない。
微妙な点はあるが、価格を考えれば気にならない
モバイルルーター代わりなど使い方はいろいろ
一方で上位クラスのスマホとは差を感じる部分もある。タッチパネルは2点タッチまでの認識で、指が近すぎると2点と認識しにくい。またTwitterやGmailアプリなどで上下に大きくフリックすると、吹っ飛ぶように一気にスクロールされ続けるので、若干意識しての操作が必要。マナーモード時でもシャッター音(スクリーンショット音)が大きすぎる……などだ。
そんないくつかの微妙な要素があったとしても、フラグシップ級スマホ1台でこれが7台も8台も購入できる価格差がなにより大きい。本体も約120gと軽く、モバイルルーター代わりなど、サブ機として使うのもいいし、SNSやメールチェックが中心ならメイン機として使うことも可能だ。ユーザーによっていろいろな使い方、楽しみ方がある1台と言える。
FREETEL「FTJ152A-Priori3 LTE」の主なスペック | |
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ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 480×854ドット |
サイズ | 65×132×8.9mm |
重量 | 約120g |
CPU | MediaTek MT6735 1GHz(クアッドコア) |
内蔵メモリー | 1GB |
内蔵ストレージ | 8GB |
外部メモリー | microSDXC(最大128GB) |
OS | Android 5.1 |
対応周波数 | FD-LTE:バンド1/3/8/19 W-CDMA:バンド1/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:800万画素/イン:200万画素 |
バッテリー容量 | 2100mAh |
SIM形状 | microSIM+標準 |
カラバリ | ブラック、ホワイト、ヌーディーベージュ、ビビットオレンジ、ルビーレッド、ミントブルー |