「freetel」ブランドで、SIMフリースマホや格安SIMを提供しているプラスワン・マーケティングから、LTE対応の新端末「priori2 LTE」が発売された。
LTEの高速通信が利用できるのに、税抜1万7800円と2万円でお釣りが来る、このオトクな端末について、写真を中心に見ていく。

freetelから登場したSIMフリースマホ「priori2」のLTE版。4.5型液晶でコンパクトなサイズだ
ドコモXiの3つの周波数に対応
画面解像度は低めだが、動作はサクサク
このpriori2 LTEだが、実は昨年末にpriori2というモデルが発売されている。priori2は3G(W-CDMA)までの対応ながら、価格は税抜9980円。さらにFOMAプラスエリアでも利用できることが話題だった。priori2 LTEもネットワーク面ではその特徴が継承されている。
priori2 LTEは、3GでのFOMAプラスエリアはもちろん、LTEでは2.1GHz/1.8GHz/800MHzのドコモXiの3周波数に対応する。最近では800MHzのLTE対応が、都市部での実利用のエリアにおいて、影響を与える部分が大きくなっている。つまりドコモMVNOのSIMとは非常に相性がいいということになる。
その他の主要スペックはpriori2と共通点が多く、ディスプレーは4.5型液晶で、画面解像度は480×854ドット。1GBメモリー、8GBストレージ、500万画素カメラ、Android 4.4などとなっている。画面解像度は正直やや低さを感じるが、PC向けウェブサイトを見るとき以外はさほど不満はない。
CPUは1.2GHzのクアッドコア。端末内ではSnapdragon 410(MSM8916)と表示されていた。画面解像度がFWVGAということもあって、操作感はサクサクで不満はない。LTEの通信もドコモ契約のSIMで利用した分には快適そのものだった。
バックカバーとバッテリーは交換が可能。全27色の追加カバー(priori2とpriori2 LTEで共通)は、freetelのサイトで980円(税抜)で購入できるほか、フリップカバーも用意されている。バッテリー容量は1700mAhと小さめだが、追加バッテリーも同じく販売されている。
画面解像度がやや低い部分が弱点で、もう少し上の価格帯で見ると、よりスペックが高いSIMフリースマホがあるのも確か。しかし、サクサクと動作することに加え、ドコモXiの3周波数に対応、オプション品が購入しやすいという美点もある。LTE対応スマホとしては安価ながら、幅広いユーザーが比較的安心して使える1台と言える。
「priori2 LTE」の主なスペック | |
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ディスプレー | 4.5型液晶 |
画面解像度 | 480×854ドット |
サイズ | 約66.3×132.8×8.9mm |
重量 | 約132g |
CPU | クアッドコア 1.2GHz |
メモリー | 1GB |
ストレージ | 8GB |
外部メモリー | microSD(最大32GB) |
OS | Android 4.4.4 |
対応周波数 | FD-LTE(2.1GHz/1.8GHz/800MHz)、W-CDMA(2.1GHz/800MHz)、クアッドバンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約500万画素/イン:約200万画素 |
バッテリー容量 | 1700mAh |
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