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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第145回

HTC、ASUS、富士通の3万円台のSIMフリースマホを比較!

2015年11月09日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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価格では有利のHTC Desire 626
ZenFone Selfieは直販で4万円超えるも……

 いつもはキャリアの通信料金やMVNOの通信料金をトータルコストで見るが、今回は単体でも購入できるため、メーカー直販サイトでの価格とMVNOなど、ネット上で確認できた安い価格を掲載した(価格は執筆時点/税込)。

  HTC Desire 626 ZenFone Selfie ZD551KL arrows M02
直販価格 3万2184円 4万824円 無し/
3万9740円
(ヨドバシ.com)
その他価格 3万24円
(楽天モバイルセット)
3万7800円
(NTT-X Store)
3万2184円(IIJmioセット)

 端末価格で最安だったのはHTC Desire 626。楽天モバイルからの購入であれば、契約が前提ながら3万円強! arrows M02は直販こそないが、大手量販店での購入が可能。ヨドバシ.comで3万9740円となっている。MVNOのSIMとセットなら、IIJmioがなんと3万2184円だ。

 ZenFone Selfieはスペックが高いぶん、3台の中では少しだけ高価になっている。税抜なら直販サイトでも3万円台だが、税込なら4万円をわずかに超えてしまう。しかし、各種ECサイトを見ていると、税込で3万7800円など、ちらほらギリギリ3万円台が。少しでも安く、という人はいろいろ探してみるといいだろう。

片手操作時のフィット感は抜群!
HTC Desire 626

 最後に外観チェック。3機種を並べてみると、ZenFone Selfieの大きさがやはり目立つ。手にしてもずっしりと重く幅を感じる。一方のHTC Desire 626、arrows M02は片手操作がしやすそう。

 特にHTC Desire 626のフィット感は抜群だ。arrows M02もフラッグシップの角張ったデザインに見えるが背面側の縁に強い丸みがあるので、これまでarrowsシリーズに触れていた人でも持ちやすさの違いを感じそう。

今回の3台を並べたところ。やはり5.5型のZenFone Selfieが一回り大きい

 HTC Desire 626は、正面から見るとフロント部のスピーカーがあえて目立つようにデザインされているようだ。右側面に電源ボタンと音量ボタン。長細い形で、右利きの片手操作だとちょうど親指がくる位置にある。

 左側面にはSIMスロット、SDカードスロットがある。カバーでふたがされている。上部にイヤホンジャック、下部にmicroUSB端子。どちらもキャップレスだ。

 背面を見るといかにもプラスチッキーで、カラバリのせいか指紋も目立ちやすい。背面パネルが開きそうなデザインだが、実際には開かない。

スピーカーの穴がデザインに組み込まれている。背面はあえてプラスチッキ―だが、気楽な気分でバリバリと使いこなせる印象もある

右側面のボタンは押しやすい印章。microUSB端子はむき出し

ZenFoneらしいデザインに加えバッテリーの取り外しが可能!
ZenFone Selfie

 ZenFone Selfieはディスプレーの下に単独のタッチキーが用意されている。好みの問題もあるが、ディスプレー表示型と比べて、画面をより広く使えるのは確かだ。

 また、13メガと高性能なインカメラ周りが強調されており、またタッチキー下にはZenシリーズらしいギラギラと反射するデザインが施されている。

本体下部はキラキラという演出が。タッチ型の専用キーだ。Selfieという名称のとおりに、インカメラも13メガという高性能なセンサーを採用

 またこれもZenFoneシリーズらしく左右両側面にはボタン類は無く、上部に電源ボタンとイヤホンジャック、下部にキャップレスのmicroUSB端子。そして背面に音量調整ボタンがある。

 背面パネルを開くと、microSIM、SDカードスロットがあり、バッテリーも取り外せる。背面パネルは指紋が目立たずサラサラ。他の2機種より幅が広いものの、緩く背面中央にかけて丸みを帯びているため、フィット感はある。

背面上部にボリュームキーが。バッテリーは取り外し可能

防水キャップに国内メーカーらしいストラップホール
arrows M02

 arrows M02は正面から見ると、富士通のロゴくらいしか目立たないが、デイスプレー部分がくぼんでおり、縁が少し立っている。HTC Desire 626も似たような作りだが、arrows M02のほうがハッキリしており、裏返しでも画面が直接触れない工夫だ。筆者の写真ではよく分からないが、実物を触れる機会があったら、縁のところに触ってみてほしい。

 右側面に音量ボタン、左側面に電源ボタンと、防水カバーに覆われたSDカード、SIMスロット。上部にイヤホンジャック、下部にこれまた防水キャップ付きのmicroUSB端子を搭載。そして右下に国内メーカー製端末らしいストラップホール。

 背面はサラサラで指紋は目立ちにくいが、使っているとテカリやすい。背面パネルは取り外し不可だ。

おなじみ富士通のロゴが。デザイン的にはビジネスユースを考慮したかのようなシンプルさ

microUSB端子はキャップありの防水対応。背面はサラサラで、これまた非常にシンプル

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