iPhone 6 Plusに装着してみた!
今回、筆者は普段使いのiPhone 6 Plusを使用したが、ユニバーサルの名前が示す通り、ASUSのZenFoneも問題なく使えた。いずれにせよ、6インチクラスのファブレットが収納できるスマホの最大サイズだろう。
iPhone 6 PlusもASUS ZenFoneも本体の保護ケースなどを外したほうがCINEMA MOUNTへの挿抜はスムースだ。
まずは、KOZIROのキットに付属していた広角・マクロレンズを取り付けてみよう。スライドバーを引き上げ、スマホをCINEMA MOUNTにハメた後は、フレーム側面に装着された2個の赤いネジを緩めて、カメラのレンズ位置に合うようにXY移動可能なフレームをスライドさせる。
そして、CINEMA MOUNTに一眼レフのレンズを取り付ける丸い37mm径のマウント繰り抜き位置の中心にスマホのレンズを合わせる。必要に応じて、スマホ本体を左右移動することも必要だろう。
きちんと位置が合ったかどうかは一眼レフレンズを取り付ける側から見てみればチェックは簡単だ。前面から見て37mmのマウント穴の中央にスマホのレンズがピッタリと合っていれば完成だ。
早速、付属のレンズを付けて撮影してみた。広角100度とほとんどレンズが被写体にくっつく程のマクロはなかなか凄い!
使い方に慣れてくれば、2つのレンズを組み合わせて100度の広角とマクロを実現できる仕組みはなかなか便利だ。
しかし、これだけなら、わざわざ超デカイCINEMA MOUNTを使わなくても昨今はスマホのレンズ位置に簡単にクリッピングできる広角・マクロレンズは多くの周辺メーカーから発売されている。
やはりCINEMA MOUNTの購入意義は、従来のユニークな一眼レフのレンズをスマホで使えること。
筆者にとって、明るいオールドレンズの一番の価値はその被写界深度の浅い撮影結果だ。極めてフォーカスの合った主役である被写体と大きくアウトフォーカスな背景のコントラストが興味深い。
被写界にある見えるものすべてにピントの合ったかっちりとした写真は、昨今のスマホがもっとも得意とするところだ。CINEMA MOUNT+一眼レフレンズではそれ以外のユニークなスマホでは絶対に撮れない結果を期待したいものだ。
次ページへ続く、「アダプターも必要なので……容姿はかなり変態的に」
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