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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第143回

isaiにAQUOS、5.5型以上のスマホのカメラをチェックする

2015年10月12日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 秋冬モデルが登場しているなか、型落ちにはなってしまったが夏モデルもほぼ同クラスの強力なスペックを誇っている。5.5型以上のディスプレーを搭載したAQUOS ZETA、isai vivid、AQUOS Xxの3機種、そのカメラについて今回はチェックしていこう。

AQUOS ZETA

isai vidid

AQUOS Xx

isai vividが2勝で先行
このまま優勝してしまうの?

 比較しているスマホは大画面の夏モデルで、ドコモ「AQUOS ZETA SH-03G」(5.5型)、au「isai vivid LGV32」(5.5型)、ソフトバンク「AQUOS Xx」(5.7型)の3機種だ。

 これまでスペック&料金の比較、ベンチマークや文字入力、通信速度などのスピードチェックを行なっているが、勝ち続けているのがisai vivid。スペックだけなら3機種とも高性能で、料金を見ても、isai vividが若干有利だった程度。しかし前回のスピードチェックではisai vividの圧勝ムードに(関連記事)。

 今回のカメラ比較、次回のスタミナ比較はAQUOS2機種もけっして劣らないと思うのだが、果たしてどうなるだろうか……。まずはカメラ周りの主なスペックを見てみよう。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
カメラ画素数 1310万画素 1600万画素 1310万画素
F値 1.9 1.8 1.9
インカメラ 210万画素 210万画素 210万画素
動画と静止画の同時撮影
動画最大サイズ 4K 4K 4K
シーン設定の有無 × × ×
露出補正
ホワイトバランス調整

 3機種に大きな違いはなく、isai vividがカメラの画素数がやや多く、またF値も1.8とAQUOS 2機種よりもレンズが明るい。3機種とも手動のシーン設定は用意されていないが、これはオートで認識してくれるので十分ということなのかも。

 また自撮り重視の風潮のなか、3機種ともインカメラの画素数はごく普通。果たしてその画質がいかなるものか、気になる。

カメラの起動時間でリードは
AQUOS Xxとisai vivid

 では実際に動かしてチェック。まずロック画面とホーム画面からのカメラの起動時間を各3回測定した。カメラアイコンに触れてから、ファインダー内の表示がすべてあらわれ、シャッターが切れる画面になる状態までの様子を録画し時間を割り出した。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
カメラ起動速度 1秒60~2秒03
(ロック画面)
1秒63~2秒00
(ロック画面)
1秒00~1秒80
(ロック画面)
1秒33~1秒34
(ホーム画面)
0秒94~1秒00
(ホーム画面)
1秒30~1秒34
(ホーム画面)

 ロック画面からの起動ではAQUOS Xx、ホーム画面からの起動ではisai vivid LGV32の勝ち。AQUOS Xxはロック画面でカメラアイコンを上にスワイプするのだが、この反応がよく気持ちいい。ホーム画面では、3機種ともカメラアイコンをタップするだけで起動するが、isai vivid LGV32は体感的にも特に速く感じた。

 ただしisai vividはロック画面からの起動ではスワイプの操作が失敗しやすく、またスワイプ操作をゆっくり行ったほうが確実に起動し、どうしてもタイムは遅れ気味。

 AQUOS ZETAはロック画面からの起動でもカメラアイコンをタップするだけだが単に遅い。なお、ロック画面ではdocomo LIVE UXを使っている。

撮影間隔チェックでも
isai vividがわずかに速い

 カメラの撮影間隔もチェック。これは1枚1枚のシャッターを切るスピードを見ている。こちらでも撮影の様子を録画し、3回分の結果を掲載した。ただ3機種とも撮影スピードが速いため、間隔をどのタイミングでチェックするのがいいのか難しく、AQUOS ZETAとAQUOS Xxはシャッターを切る音で判断、isai vividはシャッターを切った際に画面が白くなるアニメーションで判断した。撮影時の設定は初期設定のオートのままだ。

  Xperia A4 Galaxy S6 AQUOS EVER
カメラ撮影間隔 0秒53~0秒60 0秒40~0秒53 0秒54~0秒60

 isai vividが最速で0秒40とわずかな差だが確実にリードした。他の機種もそうだがピントが合ってからのシャッターを切るスピードは大変サクサク。AQUOSの2機種も体感的には遜色なく、ストレスなく撮れる。このあたりはさすがに最近のハイスペックスマホといったところ。

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