新型QUMI Q6はWi-Fi接続機能搭載
モバプロ界の完璧超人になって帰ってきた!
まさに“完璧超人”の「QUMI Q6」が新登場だ。百花繚乱模様のモバイルプロジェクター界において、仕事にホビーに大活躍! と評判の高かった前機種「QUMI Q5 Refresh」が、さらに進化した格好だ。今回はその使い勝手を中心に解説していこう。
まずは軽くスペックについて。完璧超人モバプロ「QUMI Q6」だが、その本体の外見は前機種とほとんど変わらない。わずかに幅が5mm、厚さが1.7mm増大したが、逆に本体重量は5gほど減り、約475gとなった。モバイルプロジェクターとしての持ち運びや収納といった使い勝手への影響はない。
それでは何が進化したのか? と言えば、内蔵するLED光源の輝度が500ルーメンから800ルーメンへアップしたことだ。これは500g以下のLEDモバイルプロジェクターとしては最高輝度を誇る……といってもピンとこないかもしれない。
具体的に説明すると、「昼間のオフィスで、照明が点いたままでも40~50インチ級の画面を投映できる」ということになる。また3万:1の高コントラストにより、明るいだけでなく“クッキリ”した映像の投影も実現している。
投影映像の解像度WXGA(1280×800ドット)/HD720pで投影距離1mで投映すると30インチ、3mなら90インチとなっている。
LED光源の公称寿命は3万時間で1日に8時間使っても10年強もつ計算、基本的にランプ交換は不要。またLED光源の消費電力も低く(標準モードで66W、エコモードで52W)、導入後のランニングコストをしっかりと抑えられる。また、わずか10秒で起動するので、プロジェクターにありがちな「起動待ち」のイライラがない。
入力端子はHDMI×2ポート(うち1ポートはMHL対応)と、USB×1ポートを搭載。HDMI出力に対応した多彩な機器、そしてMHL規格に対応したスマホ/タブレットの画面をケーブル1本で投映できる。
またUSBポートからは、接続したUSBメモリー内のOffice系ファイル、PDFファイル、画像/動画ファイルを直接投映できる。本体には2Wモノラルスピーカーが内蔵されていて、音声再生も可能。もちろんスピーカーにも接続できる。
そして、800ルーメンへの輝度強化に勝るとも劣らない進化点が「ワイヤレス機能の充実」だ。前機種でも専用のWi-Fiドングルによって各種デバイスをワイヤレス接続して投映できたが、ついに新型「QUMI Q6」ではWi-Fi機能が本体内蔵となった。
これにより、ドングル不要でWindows、Mac、iOS、Android機器などとのワイヤレス投映が可能になった。ワイヤレス投映には、アプリ「EZ Cast PRO」を利用するほか、Android 4.2以降のデバイスとWindows 8.1以降を搭載したPCの一部では「Miracast」にも対応している。
そして「QUMI Q6」には、前機種の5色からさらに増えて全7色のカラーバリエーションが存在する。まずはブラックが9月18日に、ホワイトが10月16日に発売され、その他5色(ブルー、レッド、オレンジ、ゴールド、グレー)は順次発売予定となっている。持ち運んで使うモバイルプロジェクターなだけに見た目も重要。コダワリの本体色を選んでみたいものだ。
完璧超人の名にふさわしいスペックの「QUMI Q6」。その概要についてはご理解いただけたかと思う。次にその使い勝手を解説していこう。
(次ページでは、「昼間のオフィスでも40インチ画面がバッチリ見える!」)