第20回 東京ゲームショウ2015レポート

Oculusは未発売PC「LITTLEGEAR」を使用

TGS2015で存在感見せた「VR」「e-Sports」そして「G-Tune」

文●鈴木誠史/ASCII.jp

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Oculusブース。Oculus Rift体験デモは、整理券配布が開始1時間で終了してしまうほどの人気

没入感増したOculus Riftと、それを支えるG-Tuneの未発売PC

 9月17日から20日まで幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2015」。4月に体験したOculus Riftの最新型「Crescent Bay」(関連記事)の感動をもう一度味わうため、筆者はまずOculusブースに向かった。

Oculusの近藤 義仁氏がCrescent Bayの魅力を教えてくれた

体験中は本当にこんな感じになる

 Crescent Bayの体験デモでは、アクション、シューティング、パズルなど7つのゲームコンテンツから好きなものを選んでプレイできる。特に気に入ったのは「Edge of Nowhere」。非常にリアルな雪山脱出アクションゲームだ。自分は三人称視点を360度自由に動かしながら主人公を操る。以前体験した際にはなかったコントローラー操作が加わり、より深く没入できるようになっていると感じた。


 取材のため特別にじっくりと体験させてもらったが、本来は整理券が必要で、体験時間も1人5分ほど。それでもCrescent Bayは整理券配布が開始1時間で終了するほどの人気だ(取材日は17日)。

 そんな体験デモをハード面から支えているのがG-TuneのPC。驚いたことにCrescent Bayは未発売の「LITTLEGEAR」で駆動していた。

G-Tuneが開発中の小型マシン「LITTLEGEAR」。Core i7-4790K、GeForce GTX 980を搭載。万全を期してデモを行なうため、この構成を用意したという

「e-Sports大会の熱気はスゴイ。ライブや野球と同じくらい盛り上がる」

 ロジクール、マッドキャッツ、東プレ、モノビットなど、「PCゲーミング」のブースにもG-Tuneは機材提供を行なっている。台数が多いにもかかわらず、1台1台を使用目的に応じた構成にカスタマイズして提供しているという。

あちこちにG-Tuneの「NEXTGEAR」がズラリ。左はロジクールブース、右はマッドキャッツブース

ブラウザRPG「少女とドラゴン」が体験できるモノビットブース

東プレは虹色に光るキーボードを展示。キーの深さを4段階に設定できる。この裏にG-Tuneのマシンがあった

 会場は有名ゲームタイトルの展示だけでなく、PCゲーミングやゲーム実況、e-Sportsの生配信を行なうブースも目立っていた。17日にロジクールブースで開催されたイベント「Gのから騒ぎ」にはG-Tuneの杉澤 竜也氏が出演し、e-Sportsをテーマにトークを繰り広げた。

e-Sports大会「Logicool G CUP」に協賛するG-Tune、ウェブルート、ライフカード、ロジクールの担当者が出演。サイコロでお題を決める、お昼のバラエティー番組的イベント

杉澤氏は「e-Sports大会は、ほかのゲーム大会ではなかなか見られないほどの盛り上がりを見せる」と語る

 e-Sportsに期待することは? と問われた杉澤氏は、「e-Sports大会を観戦して、音楽ライブや野球の試合と同じくらいの熱気を感じた。バンドやスポーツと同じようにまずは見ることから始めて、憧れてプレイしてみたくなったらG-Tuneをぜひ使ってみてほしい」と回答。2014年には80回以上のe-Sports大会に機材を提供し、今では工場からすぐに機材を出せるようになったというエピソードも披露した。

G-TuneとLogicool Gがコラボした「Logicool G CUP」協賛記念モデルの展示もあった

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