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「Unite 2015 Tokyo」レポート

国産PCが、日本初公開のOculus最新型「Crescent Bay」を支えている

2015年04月14日 18時23分更新

文● 鈴木誠史/ASCII.jp

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「Unite 2015 Tokyo」開催! 最新VRコンテンツを体験してきた

 お台場の日航ホテル東京では4月13日から14日まで、ゲーム開発エンジン「Unity」の公式カンファレンス「Unite 2015 Tokyo」が開催されている。開発者やファンが集う毎年恒例のイベントで、開発についての最新情報が得られるセッション/講演に加え、イベント協賛各社によるブース展示もにぎわいを見せていた。

 最も大きな展示ブースを構えているのは、VR向けヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift(オキュラス・リフト)」で知られるOculus VR。最新型の「Crescent Bay(クレセント・ベイ)」は予約なしには見られないほどの人気があり、筆者が確認したところ体験コーナーの待機列は一切絶えることがなかった。

 VRのデモを大勢の来場者へ向けて一日中展示し続けるのは、高い負荷に耐えうるパソコンでなければまず不可能なはずだ。しかも特設のイベント会場となれば、パソコンにとっても、開発者にとっても決してベストな環境ではないだろう。過酷ともいえるこの状況を裏から支えているのが、マウスコンピューターだ。

 マウスコンピューターはUnite 2015 Tokyoに協賛し、各社ブースへ機材提供を行ないながら自社ブースも構えている。今回、ブースを担当する杉澤 竜也氏、有藤 俊氏への取材を通じて「VRコンテンツやUnity開発環境をハード面から支えたい」という強い意思を感じたのだ。

マウスコンピューター 杉澤 竜也氏

日本初公開の最新型「Crescent Bay」、
それを支えるのはG-Tuneデスクトップ

 本イベントのブース中、最も注目を集めていたであろうCrescent Bayを改めて紹介したい。

 2014年9月にOculus VRが発表した最新プロトタイプのヘッドマウントディスプレーで、日本での一般公開は今回が初となる。従来型との大きな違いは「本体に刻印されたマーカー」で、これにより360度のトラッキングが可能になった点だ。

 位置の認識もできるため、体験者が頭の位置を変えることで、あたかも(VR上で見えている)物体に近づいているように感じられるのだ。移動範囲は限られており、体験コーナーでは約1m超の範囲内で移動が可能だった。肝心のデモ内容は、皮膚の質感がきめ細やかに描写された恐竜が近づいてきたり、突然高いところに立たされ足元がすくむような体験をしたり……など、世界観の異なる5つの映像を1分程度ずつ見続けるというものだった。

このような個室の中でデモが行なわれている

 このデモを実行するパソコンこそ、マウスコンピューターのゲーミングブランド「G-Tune」のデスクトップ「NEXTGEAR」シリーズであるということが取材でわかった。その構成はCore i7-4790K(4GHz、最大4.4GHz)、GeForce GTX TITAN Xと、CPU/GPUともに最上位のものを搭載。そこに16GBメモリー、Intel Z97チップセット、M.2 SSDを載せ、OSにはWindows 7 Professionalが採用されている。4月9日に発売された「NEXTGEAR i640PA5-SP2」をベースに、いくつかカスタマイズを加えたものだ。

Crescent Bayを駆動させている、「NEXTGEAR」シリーズのデスクトップ

 ここまで高性能なパソコンでなければCrescent Bayが動作しない! というわけではなく、今回のデモを万全を期して行なうために用意された構成なのだそう。イベント中、長時間動作させ続けることを考えればうなずける。

 Oculus VRの展示ブースの奥に、Crescent Bayを体験する専用の個室が設置されている。個室は暗く、壁は吸音材で覆われており音も響かない。まさにVRの世界に没入するための独特な空間となっていた。パソコンのファンが駆動する音はまったく聞こえなかった。


(次ページ、「G-Tuneは最新開発エンジン「Unity 5」デモにも」)

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