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IFA 2015レポート 第8回

サムスン、腕時計端末「Gear S2」を公開、UHDテレビへの取り組みも説明

2015年09月04日 09時00分更新

文● 小林/ASCII.jp

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Gear S2はベルリン中心部にある円形のシアター。おそらくGear S2のデザインに合わせて選定したのではないかと思われる。

 サムスンは9月3日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催予定のIFAに先駆けて、腕時計型端末「Samsung Gear S2」を始めとした新製品を発表した。

Gear S2とGear S2 classic

 Gear S2は新たに円形のディスプレーを採用。リング状に並んだアイコン類をふちに沿ってなぞることで、直感的に選べるようにしている。本体の左側面にはホームボタンとバックボタンを用意。時刻や通知などにより素早くアクセスできるよう配慮している。

リングを回すことでスピーディーに情報やアプリにアクセスできる。

スポーティーな印象があるGear S2

エレガントな印象があるGear S2 classic

 Gear S2とGear S2 classicの2種類を用意。S2はスポーティーな印象を与えるデザイン、classicはその名の通り、古くからある腕時計をほうふつとさせるデザインとなる。Gear S2がダークグレーケースとダークグレーバンド、シルバーケースとホワイトバンドの2モデルを用意しているのに対して、ブラックフィニッシュと本革製バンドなどを採用したモデルとなる。なおバンドは簡単に取り外しが可能。

側面にはホームボタンとバックボタンを用意。慣れるとクイックな操作が可能。

バンドはワンタッチで取り外せる。

バンドの違い

 薄さは11.4mmで液晶の直径は1.2インチ。302ppiと高精細の液晶を使用し、解像度は360×360ドットとなっている。OSはTizen、CPUは1GHzのデュアルコア、4GBストレージと512MBメモリーを搭載するとのこと。IP68相当の防水防塵仕様。WiFi、Bluetooth、NFCに対応。本体サイズはS2のほうが大きく、幅42.3×奥行き49.8×高さ11.4mm/重量47g。S2 classicは39.9×43.6×11.4mm/42gとなる。

時計画面をスワイプするとあらわれる画面。

設定画面からモデル名やストレージ空き容量などを表示

 3G接続が可能なモデルも用意されており、e-SIMを利用した音声通話も可能。サイズは若干大きく44.0×51.8×13.4mm/51gとなり、バッテリー容量も300mAhと通常版の250mAhより若干多いが、駆動時間は2日程度と通常版の2~3日より短くなる。ともにワイヤレスチャージが可能。

 アクティビティーログの記録機能やNFCを利用した支払い、あるいは車のキーとしての利用など、パートナーと連携しながら、生活に密着した応用が可能となっている。発表会では、デザイン性や機能に加え、ソリューションもかなり豊富に紹介しており、単なるプロダクトとしてではなく、環境から整備しようという印象を受けた。

サムスンブースでは、SUHDのテレビを大きく訴求

 このGear S2の発表は、IFA会場から離れた会場で独立して行なわれたが、3日の午前中にはサムスンブースでIFAで展示する製品の概要が示された。その内容は洗濯機のような生活家電から、SLEEPSENSEと呼ばれる睡眠時の情報を蓄積し、他のデジタル機器とも連携するヘルスケア製品、IoT関連、スピーカーなど多岐にわたるが、印象的なのはUHD関連の製品だろう。

 4K解像度を持つUltra HD関連の製品については、まず最初にコンテンツなどのパートナーの拡大を紹介。Amazon、Netfix、Wuaki、Chili、Stefa VoD、Videoland、Videoloadなど。またGameflyと連携し、Gamefly Streamingと呼ばれる有料のゲーム配信サービスを開始。ゲームコンソールなどなしにゲームを楽しめるようにする。

圧巻の100インチオーバーの大画面。8K対応パネルを使用している。

HD対応のブルーレイディスクプレーヤー

 また自社の4Kテレビのラインを独自のSUHDと表現(Sには複数の意味が込められている)。HDR技術を活用して、コントラストが高く、発色がよく、ハイライトとシャドウの緻密なグラデーションを再現できる点などをアピールしている。HDR用のメタデータをHDMI 2.0a経由で伝送できる製品も紹介。曲面パネル(Curved Display)を採用した大画面テレビも積極的に訴求しており、48~105インチまでの豊富なバリエーションがブースに展示された。

Curved Displayの訴求度合いもすごい。写真は88型のJS9500。

HDRなどの技術を応用した、SHDRの優位性を訴求する展示も。

 さらにUHD対応のブルーレイディスクプレーヤーの開発も表明。展示ではモックアップに近い状態だったが、UHD Blu-ray Discの再生に対応する。発売は来春3月を予定しており、価格は500ユーロ程度になるそうだ。

IoT的な応用としては、自動車との連携も重視

Volkswagenの自動車の情報をいち早く知ることができるアプリ。左は車内の温度。暑い場合は離れた場所からエアコンをオンに。右は車の置いてある場所を示すもの。GPSと連動し、移動した時間と経路の情報で場所を割り出す。

 IoT関連ではBMWとVWと提携。BMWは「SmartThinkg apps」、VWは「Volkswagen Car-Net e-Remote app」を使用。前者はMirrorLinkなどの技術とを使い、車載利用時に音声・タッチでのスマホ操作をより使いやすくできる。後者はGear 2との連携で自動車を止めた場所や社内の温度の表示(とエアコンの切り替え)、電気自動車のバッテリー残量などの情報を取得するなど、車の状態を離れた場所からでも的確に知るための機能を提供する。

円筒形で360度に音が広がるスピーカーは欧州で人気の製品

SLEEPSENSE。クラウドに情報を上げ、スマホで健康管理に利用できるほか、睡眠中の状態からエアコンの強さを変えるなど機器をまたいだ応用も視野に入れる。

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