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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第33回

月390円の格安SIMは選んでもいいの? 目的別格安SIMのススメ

2015年09月03日 12時00分更新

文● 正田拓也

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とにかく安くすませたいなら
DMMの「ライトプラン」や1GBコースがおススメ

DMMモバイル

DMMモバイル

 一方で、とにかく安くスマートフォンを使いたいという要望もある。最安としては2段階定額で最低390円の「ぷららモバイル」がある。ただし、390円で高速通信できるのは月30.5MBまでで、それを超えると2550円となる。低速/高速の切り替えもできないので、少し使ったら即高額になると思ってよく、とにかく安くという要望からはオススメできない。

 段階的な料金では、日本通信の「おかわりSIM」も安いように見える。最低料金の500円で使える容量は1GBと大きい。また、FREETELも同様の価格(499円)で1GBの通信が可能だ。ただし、3GBまで増やすとおかわりSIMが1000円、FREETELが900円となるため、ほかの格安SIMと価格的にはあまり変わらない。

 完全に低速で我慢できるなら、DMMの「ライトプラン」(440円)や楽天モバイルの「ベーシック」(525円)も現実的な選択肢としてアリだろう。

 筆者のおすすめは、高速通信が少しついたDMMモバイルの1GB程度のコース。アプリで低速切替ができるという点で使いやすく、もし通信量が増えて料金プランを上げたいと思った場合に、容量別に細かくコースが用意されているので便利だからだ。

 なお、DMMモバイルは店頭販売がなく、初期費用の3240円の割引が期待できない。数ヵ月の利用なら、SIMパッケージが1000円程度の特価販売のある格安SIMで、900円程度のコースを選んでも総支払い額は変わらないので、計算の上で加入することをおすすめしたい。

au端末を持っているなら「mineo」がおススメ

「mineo」

「mineo」

 スマートフォンの利用にお金がかかりすぎるからという理由で格安SIMを検討する人が多い中で、すでに手持ちのスマートフォンを使って乗替えたいという人も多いはず。ドコモのスマートフォンならば、ほとんどの格安SIMで使える。

 ドコモ以外なら、auのスマートフォンでも大丈夫だ。auのネットワークを使った格安SIMは「mineo」と「UQモバイル」の2社あり、ドコモのネットワークと同等のサービスが受けられる。

 特にmineoは9月から、auとドコモのどちらにも対応したサービスが揃う。そのため、8月まではドコモ系の相場よりも若干高かったauネットワークのサービスまで、ドコモ系の相場に揃える形で値下げされた。auのスマートフォンを持っていても、格安SIMは使えるので検討してほしい。

 ちなみに、auネットワークのmineoはiPhone 6では使えなかったが、ドコモネットワークなら利用可能となる。

ストレージやIP電話をよく使うなら
OCN モバイル ONEの「カウントフリー機能」をチェック!

「マイポケット」

有料ストレージサービス「マイポケット」

 容量制限のある格安SIMだが、その容量食いの原因でもあるオンラインストレージに費やした通信料を無料とした「カウントフリー機能」の提供がOCN モバイル ONEではじまった。

 といってもNTTコミュニケーションズのストレージサービス「マイポケット」(128GBで月額324円)限定なのだが、それに関わる通信料が無料となる。対象はオンラインストレージだけでなく、IP電話「050 Plus」も対象。OCNのオンラインストレージでも困らないなら、OCNも悪くない。

よく見ると、サービスによって違いのある格安SIM

 このように、格安SIMは細かな値段の違いのほか、細かいサービス仕様まで見ると、大きく違っている。容量や価格だけでなく、仕様の違いなどもよく見て選んでほしい。

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