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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第319回

Z170でDDR3が使えるのはなぜ? インテルチップセットロードマップ

2015年08月31日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 前回はインテルのCPUロードマップアップデートをお届けしたので、今回はチップセットロードマップのアップデートをお届けしよう。

2011年~2015年のインテルチップセットロードマップ

 この前チップセットのアップデートを解説したのは実に2012年末のこと。2年半以上ほったらかしだったわけで、まずはこちらを更新しておきたい。

Haswell対応のIntel 8シリーズと
Haswell Refresh対応のIntel 9シリーズ

 やや復習になるが、インテルは2013年6月にIntel 8シリーズチップセットを発表した。以前のロードマップではZ85を予定していたのだが、これはなくなっており、代わりにB85とH81が追加されている。

Z87チップセット

 スペックそのものは前回説明のものとそう違わない。基本的に前世代のIntel 7シリーズとの最大の違いはLGA 1150への対応であって、後は例えばZ87だとトリプルGPU(x8+x4+x4)が可能になった(Z77はx8+x8のデュアルGPUまで)といった細かな改良点がある程度だ。

 この8シリーズ、5月頭にはいきなりステッピング変更があったりして先行きが不安だったものの、5月末には各社製品準備を整えており、無事に6月から順次製品投入が始まった。

 このIntel 8シリーズに続き、2014年5月にはIntel 9シリーズも投入される。もっともこれはCPUがHaswell→Haswell Refreshに更新されたことへの対応であり、実際基本的には(発表時点では)明確な違いは存在しない。強いてあげればM.2への対応が付加された程度である。

 ただし2015年にBroadwell-Cが投入された時点で、これに対応するのはIntel 9シリーズのみでIntel 8シリーズは対応しないと表明されたことで、ようやく明確な差が生まれた形だ。

 話を戻すと、HaswellもHaswell Refreshも基本的に同じプロセッサーなので、基本Intel 8シリーズでも9シリーズでも動作する。これもあり、Intel 9シリーズではオーバークロック向けのZと、その下のグレードであるHのみが更新され、より低価格なBや、ビジネス向けのQに関してはそもそも製品投入がなされなかった。

 このため、こうした製品は引き続きIntel 8シリーズが提供され続けることになった。当然これらのチップセットではBroadwell-Cが動作しないが、前回も説明した通りBroadwell-CはCore i5/i7のみでCore i3やPentium/Celeron向けの展開は今のところ一切考えられていないため、Z97とH97だけあれば十分、ということであろう。

 このZ97/H97にやや遅れて2014年8月には、ハイエンド向けのX99チップセットも投入された。こちらはインテル初のDDR4対応チップセットであり、Haswell-EベースのCore i7-960X/5820K/5930Kとあわせてリリースされている。

X99チップセット

→次のページヘ続く (Skylake対応のIntel 100シリーズ

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