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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第319回

Z170でDDR3が使えるのはなぜ? インテルチップセットロードマップ

2015年08月31日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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2011年~2015年のインテルチップセットロードマップ

Skylake対応のIntel 100シリーズ
Z以外のグレードがまもなく登場予定

 こうしたチップセットの動向の最新のものが、今年8月にZ170が発表されたというのが現状であるので、この後の話をまずはしておきたい。

Z170チップセット

 時期的にはまもなくと思われるが、Z170の下のグレードの製品が一挙発表になる模様だ。ラインナップはH170/B150/H110/Q170/Q150の5つである。このうちH170はH97の後継という位置付けだが、それ以外はIntel 8シリーズの製品の後継になる。

 なお、H110のみ、やや発表もしくは投入が遅れる可能性がある。というのはこちらは主にCeleron向けの製品となるからである。ところが前回説明した通りにSkylake-SベースのCeleronは2015年末もしくは2016年になりそうなので、このタイミングにあわせて出荷ということになりそうである。

 一方ハイエンドに関しては、2016年に予定されているBroadwell-Eベースの製品も引き続きX99でサポートとなる見込みで、なのでチップセットそのものは更新されない予定である。

 ちなみにKabyLake世代で新チップセットが投入されるかどうかは、現時点では定かではない。こと技術的に見れば現在のIntel 100シリーズでそのまま行けるはずで、Intel 9シリーズのようにハイエンドだけ更新(ただし差はわずか)、というあたりに落ち着くのではないかという気がする。

 Union Pointという新しいチップセットの名前も聞こえてくるが、こちらはPCIe Gen4に対応というウワサで、これが事実とすれば2016年中はない(PCIe Gen4の仕様策定が2017年までずれ込みそう)ので、2017年のCannonLakeあるいはIceLakeとタイミングをあわせてリリースされるのではないかと思われる。

 ということでIntel 100シリーズの先はまだ詳細不明なので今回のロードマップ図からは外させていただいた。

SkylakeではDDR3メモリーはサポート対象外
DDR3Lの電圧をカツ入れして動作させている

 さて、これまでのおらさいが終わったところで、もう少しIntel 100シリーズとSkylakeの話をしていこう。実は前回の原稿にあたり、編集氏から「DDR3のサポートってどうなってるんですか?」という突っ込みがあった。

DDR3LではなくDDR3をサポートするZ170チップセット搭載マザーがあるのはなぜ?

 「Core i7-6700K」(製品仕様)と「Core i5-6600K」(製品仕様)は、どちらもサポートするメモリーは“DDR4-1866/2133、およびDDR3L-1333/1600@1.35V”と明記されており、本来1.5V動作となるDDR3メモリーはサポート対象ではない。

 ところが実際にはGIGABYTEの「GA-Z170-HD3 DDR3」や、ASRockの「Z170 Pro4/D3」のようにDDR3LのみならずDDR3をサポートしている製品があり、しかもすでに販売が開始されている。

DDR3をサポートするZ170チップセット搭載マザーボード

 これはどういう仕組みによるものかであるが、最初に結論を書いてしまえば「DDR3Lをオーバーボルテージ動作でDDR3相当(1.5V)まで引き上げて使っている」ということになる。

→次のページヘ続く (Z170以外ではDDR3が動作しない?

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