どうせならアルミパネルに埋め込んで
カッコよく仕上げよう!
シガープラグと電圧計をつなげば、それだけで車のバッテリーチェッカーとして機能する。が! かっこ悪い上に、走っているとゴロゴロと転がって見づらいし危ないので、パネルに固定してカッコよく仕上げよう。
1、厚さ1mm、100×200mmのアルミ板を用意して
部品の配置を決める
アルミケースを使ってもいいが、今回はアルミ板で作ってみた。板の厚さは1mmがベスト。それ以下だと強度が足りないし、それ以上だと加工が面倒だ。
2、アナログ電圧計を取り付ける大きな穴は
自在錐を使うと便利
大きな丸い穴は、自在錐というドリルの先端ツールを使うと便利。ただ少しお高い(両刃で6000円程度、片刃だと安いけど難しい)ので、大きな円を下書きして、その内側に小さな穴を点々と開けていき、ヤスリでキレイに仕上げるという方法もある。ただし、それだけで数時間かかるので注意!
3、デジタル電圧計の四角い穴は
まずコーナーを10mm程度で穴あけ
四角い穴は専用工具でやるとキレイなので、ここでは下準備としてコーナーに10mm程度の穴を開ける。写真では、アナログ電圧計を取り付けるネジ穴も開けてある。
4、ハンドニブラで四角く穴を開けて
最後はヤスリがけ
ハンドニブラは板を少しずつ食いちぎっていくツール。大体2500円くらいで手に入るので、工作するならまず揃えたい工具のひとつだ。おもに直線の穴を開けるのに向いているが、アナログ電圧計の穴のように、大きな穴を開けるのにも使える。
わずかに小さく穴を開けて、最終的な大きさまでヤスリでキレイにしながら、大きさを整えていくと仕上がりがキレイになる
5、足部分の金属を曲げてつくる
万力に板を噛ませて曲げたり、机の角などに固定してできるだけまっすぐ曲げるようにする。本当は曲げ機というツールを使うとキレイに仕上がるのだが数万円するのが難点。
6、仮組みする
一通りできたら、電圧計などを仮組みして調子を見る
7、映り込み防止として黒く塗装する
油分をよく落としてから黒を塗装する。アルミは塗料の喰い付きが悪いので、きちんと塗装したい場合はプライマーを下塗りするといい。色は黒のつや消しがベスト
8、部品を実装して配線
なんとなくスイッチが欲しかったので付けてみた。アナログ電圧計が夜でも見えるようにLEDライトのスイッチにしてもいいかも?
9、ショートしていないかチェックしてテスト
車に載せる前にまずチェック。回路が簡単なので目視でも構わないが、ショートしていないかのチェック。続けてパソコンの電源などにつないで電圧が正しいかを調べる
(次ページでは、「車に積んで動かす!」)
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