デジタル電圧計の選び方
デジタル式の電圧計を選ぶポイントは3つ。重要なのは「2線式」のものを選ぶこと。2線式のデジタル電圧計は、測定するバッテリー自体からデジタル電圧計を駆動するための電源を取ってくれる。だから他に電源回路を作ったり、電池をつなぐ必要がない。たいてい赤と黒の2本の電線が出ているので、赤をプラスに黒をマイナスにつなぐと、電圧が表示できる。
ただし、機器自身を駆動するための最低電圧が必要になるので、測れる最低電圧が3~5になっている点に注意。つまり、デジタル電圧計で乾電池1本の電圧(1.5V)は、測れないということだ。
もうひとつは、アナログと同じで直流(DC)用を選ぶこと。たいていのデジタル電圧計は直流に対応しているはず。
アナログ電圧系では、測れる最大電圧もチェックポイントだったが、デジタル式の場合はたいてい20Vぐらいまで測れるようになっている。もし心配なら測定電圧の範囲が、9V~15Vを含んでいるかをチェックしてほしい。また「レンジ切り替え可能」とあるものは半田付けが必要になるので避けたほうがいいだろう。
また、少し値段が張るが、小数点以下2桁まで測れる電圧計は、運転状況に応じて刻々と数値が変わるので面白い。通常小数点以下1桁だが、それでも電装系のスイッチを入れたり切ったりすると変化が見られる。
基本回路は簡単! シガープラグのプラスとマイナスをつなぐだけ
シガープラグに電線が付いている場合、回路は簡単。豆電球が電圧計に変わったと思ってよく、電圧計のプラスにシガープラグのプラス(赤)を接続、電圧計のマイナスにシガープラグのマイナスをつなくだけでいい。
車の電装系をいじる人は、圧着端子を使ってつなぐといい。持っていない場合は、電圧計のネジに電線を時計回りに巻いてネジで絞めてもいい。ただし、どちらの場合も金属製のコネクターが露出している部分をビニールテープなどで覆って絶縁すること。
電線のつながっていないシガーソケットの
プラスとマイナス
シガーガープラグを買ってみたものの、電線を自分で半田付けするタイプで、プラスとマイナスが分からないという場合は、次のように工作する。
シガープラグによっては、電線を半田付けするプラスとマイナスの端子が近い場合があるので、ビニールテープなどで絶縁するといい。端子の穴に電線と差し込み、ヨジって止める方法もあるが、車は細かい振動があるので、半田付けすることをオススメする。
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