自作のバッテリーチェッカーでカッコよくキメる!
市販品もいいけど業務用感がパネェ自作品!
ここまでの2話は「バッテリーが上がってしまったらどう始動するか?」について紹介してきた。今回はバッテリーを上げないための工夫について考えてみる。
なんでもスマホのアプリでできちゃうこの時代。Google Playで「バッテリー上がり防止」アプリを探してみたが、JAFをスマホで呼び出すアプリぐらいしかなかった(笑)。
一方で市販のバッテリー上がり防止グッズを探してみたところ、あるにはあった。シガープラグを差し込んで、バッテリーの電圧をチェックするという機能は申し分ないんだが、デザインが天ぷらの油の温度測る温度計っぽくてイマイチ……。
今回は通販で部品を取り寄せて、ソレっぽいものを作ってみることにした。走りのスポーツカーみたいに、後付けのメーターでドレスアップにもなる(と思う)。もしくは、子供の夏休みの宿題などにどうぞ。
基本的な部品は電圧計&シガープラグのソケットだけ
最低限必要な部品は、車のシガーライターに差し込むソケットと、15V程度まで測れる電圧計だ。
ソケットはカー用品店などで売ってるエーモンのヤツでもOK。ソケットにあらかじめ電線が半田付けされているものは、電圧計を接続するだけでなので一番簡単だ。
電圧計は、アナログ式とデジタル式がある。アナログ式は3連メーターみたいなカッコイイ仕上がりにはなるんだが、メーター選びやパネルへの取り付けが少し面倒だ。
アナログ電圧計の選びかた
Googleで「電圧計 アナログ」と検索すれば、いろいろヒットするはずだ。サイズやデザインもさまざまだが、ポイントは2つある。1つは測れる電圧が15V以上のものを選ぶこと。もうひとつは直流(DC)用を選ぶこと。
今回使った車のバッテリーは12Vなのだが、エンジンがかかっているときは発電機が回るため、だいたい14Vぐらいになる。これはバッテリーそのものの端子が14Vになるだけでなく、車の電装系がすべて14Vまで上がるので、シガープラグも結果として14Vまで上がることになる。
なので12Vまでしか測れない電圧計だと、エンジンをかけた瞬間にメーターを振り切ってしまうので注意。ヘタをするとメーターから煙がでたり、壊れたりする。
かといって12V以上なら何でもいいというわけではなく、50Vとか高い電圧まで測れるものにすると、車の電圧が推移する12~14V程度の違いじゃ、まったく針が動かない。ベストな電圧計は15V、なければ20Vがいいだろう。
もうひとつのポイントは、直流用を選ぶこと。家庭のコンセントに来ている電気は交流(AC)というタイプだが、車のバッテリーや乾電池などは直流(DC)というタイプ。これを間違えると正しく電圧が測れないので注意すること。購入するのは「直流(DC)」タイプだ。
(次ページでは、「デジタル電圧計の選び方」)
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