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HDDやSSD、オンラインストレージを安全に活用するテクニック! 第1回

HDDが熱すぎるはヤバい!? データが壊れる前にすべきこと

2015年06月11日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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HDDが壊れてしまった……なんとかデータを救えないか!?

 HDDから異音がするようだと、もはや終焉のときは近い。いや、すでに読み出せない箇所が存在してもおかしくはない。もはや「壊れた」という段階だ。

 そうなる前にバックアップすべし、というのはここまでに解説したとおりだ。最終的に問題となるのは、HDDが壊れてしまったあとだ。個人で撮影した画像がこのHDDにしか残っていない、というような場合には諦めても諦めきれないというものだ。

 たとえばWindowsが起動しなくなってしまったときには、システム部分が壊れているだけで、HDDのデータ自体にはアクセスできる可能性もある。

 そのような場合は、いったんHDDを取り外して別のPCに接続すると、データを読み出せることがある。どうしても失いたくないファイル(写真や文書など)を救い出す最終手段と言えるだろう。

 そういった場合には、SATA→USB変換ケーブルや、外付けHDDケースなどを使って、内蔵ドライブを一時的に外付けドライブにしてみるといい。接続し、外付けドライブとして認識されたら速やかにデータを救出しよう。

SATAインターフェースの内蔵HDDをUSB 3.0接続の外付けドライブにできるエレコム「LHR-EGU3F」。実売価格は3000円前後

SATAインターフェースの内蔵HDDをUSB 3.0接続の外付けドライブにできるエレコム「LHR-EGU3F」。実売価格は3000円前後

ケースよりももっと簡易に外付けドライブ化できる変換ケーブルも多い。写真はサンワサプライの「USB-CVIDE2」。価格はこちらも3000円前後

ケースよりももっと簡易に外付けドライブ化できる変換ケーブルも多い。写真はサンワサプライの「USB-CVIDE2」。価格はこちらも3000円前後

 なお、HDDの故障というより誤操作などで重要データを消去してしまったようなケースでは、無償/有償ともに「データ復元ソフト」が多数存在するので、そういったツールを活用するといいだろう。

 最終的な手段としては、専門業者によるデータサルベージサービスを利用することができる。おもに水没や火事といった事故によって物理的損傷を受けたHDDからデータを復旧することが目的ではあるが、本気でデータを救い出したいというなら、そういった業者をあたってみるのもいいかもしれない。

 ただし、復旧料金は決して安くはないので覚悟が必要だろう。なお、ロジテックの復旧サービス(関連ページ)の場合は、データ復旧自体は有償となるものの、データを救えるかどうかといった調査や見積りは無償で対応してくれるし、国内での作業となるので安心感もある。

ロジテックが提供しているデータ復旧サービス。データ復旧できなかった場合は料金不要と、なかなか良心的

ロジテックが提供しているデータ復旧サービス。データ復旧できなかった場合は料金不要と、なかなか良心的

ロジテックのデータ復旧費用。価格に見合うデータならばためらうな!

ロジテックのデータ復旧費用。さすがにそこそこのお値段だが、価格に見合うデータならばためらうな!

 繰り返しになって恐縮だが、HDDの故障は突然訪れるもの。大事なデータを喪失して呆然とするくらいなら、一手間かけてバックアップすることこそが、今後PCを使い続けるにあたっての安心感にもつながる。

 可能ならば、異常がなくてもHDDのバックアップは常に心掛けていただきたいものだ。

 次回は、SSDの活用方法やSSDにまつわる都市伝説的な話も紹介していきたい。

壊れたHDDは“何ゴミ”?

川崎市のゴミ分別表。HDDも燃えないゴミで捨てられる

川崎市のゴミ分別表。HDDも燃えないゴミで捨てられる

 壊れてしまったHDD。データも救い出したし、さてどう処分すべきか? PC本体を捨てる場合には、メーカーリサイクルする必要がある(自作PCの場合は、一般社団法人パソコン3R推進協会が有償回収する)が、HDD単品を処分するにはどうしたらいいのか?

 筆者の住む神奈川県川崎市では、不要なHDDは「不燃ゴミ扱い」となっており「小型金属」として分類して処分する。ウェブに明示されているので間違いはない。

 なお、ASCII.jp編集部のある東京都千代田区は? と調査してみるとウェブにはHDDの処分方法が記載されていなかった。ということで同区の環境まちづくり部へ問い合わせてみた。

 すると、個人が処分する場合には「HDD単品なら燃えないゴミで構わない。ただしデータが流出しないように個人で責任持つように」という回答が得られた。

 HDDを処分するときには、自分の住む自治体のルールを確認してみよう。なお壊れているとはいえ、内部データを他人に利用されない可能性はゼロではないから、くれぐれも注意を払うことを心掛けたい。

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