このページの本文へ

クラウド型の管理サービスやEvergreen Storageモデルも披露

ピュア・ストレージの「FlashArray//m」はハードも自社設計

2015年06月10日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

6月9日、ピュア・ストレージ・ジャパンはオールフラッシュアレイの新製品「FlashArray//m」やクラウドベースのストレージ管理とサポートを提供する「Pure1」を発表。また、ストレージの更新サイクルを改善する「Evergreen Storage」のモデルを打ち出した。

ハードウェアまで含めて最適化を追求した新モデル

 Flash//mは、第4世代を謳うオールフラッシュアレイで、同社がハードウェアまで自社設計した初めての製品。従来、もとより同社は「Purity Operating Environment」というソフトウェアを中心に製品を開発していたが、FlashArray//mはハードウェアまで自社で最適化した新製品になるという。

製品について説明した米ピュア・ストレージ製品担当副社長 マット・キックスモーラー氏

 3Uシャーシの筐体を採用したFlashArray//mは、最新のHaswellプロセッサーや新型のNV-RAMモジュールを採用。旧世代のFlashArray製品に比べ、パフォーマンスで最大50%、密度で2.6倍、1TBあたりの電力効率で2.4倍の向上が実現したという。レイテンシも1ミリ秒未満を実現し、最大IOPSも30万IOPS(32K)を誇る。

3U筐体で従来モデルより高い性能や小型化を実現した「FlashArray//m」

 コントローラーは最大実行容量120TBの「//m20」、同250TBの「//m50」、同400TBの「//m70」の3モデルが用意されており、1つのアレイあたり、最大4シェルフまで拡張できる。3Uの筐体はモジュラー型の構造となっており、デュアルドライブのフラッシュ、NV-RAM、コントローラー、I/Oなどのアップグレードや交換が可能になっている。6本のケーブルでアプラアインスのように導入でき、HAやDR、バックアップなどがビルトインされているため、設定や運用もシンプルだという。

 あわせてクラウドベースのストレージ管理とサポートを提供する「Pure1」サービスを発表した。Webブラウザで分散すたストレージを管理できる「Manage」、障害時にも迅速な対応を行なえる「Support」、構築済みのシステムとの統合を容易に行なうためのREST APIとツールを提供する「Connect」、コミュニティとの情報共有を行なう「Collaborate」の4つが用意される。サポート契約を行なったFlashArrayのユーザーであれば、追加費用なしで利用できる。

3年ごとのコントローラーアップグレードを無償提供

 また、同社はストレージを長期間利用するための「Evergreen Storage」というビジョンを披露した。ストレージ製品は3~5年の期間でリプレースを強いられるライフサイクルが一般的だが、Evergreen Storageでは何世代にもわたってアップグレードが可能なビジネスモデルとなっている。いったん導入したら、必要に応じてアップグレードを実施し、容量やパフォーマンスを向上。マイグレーション作業もダウンタイムなしに行なえ、結果的に10年以上の寿命を実現できるというものだ。

10年以上の長い期間でのアップグレードを提供する「Evergreen Storage」のモデル

 これを実現するため、ピュア・ストレージではテクノロジーとサービスを組み合わせる。まずFlashArray製品では容量、パフォーマンスなどを独立して拡張できるモジュラーアーキテクチャを採用。また、すべてのソフトウェアがノンストップでアップグレードが可能。さらに「Forever Flash」というプログラムでは、保守サービス内で3年ごとにコントローラーのアップグレードを無料で提供するほか、フラッシュを含むすべてのコンポーネントを継続的に保証する。新たにコントローラーの下取りを行なう「Upgrade Flex」というプログラムも提供を開始し、迅速性を要求するIT環境にいち早く対応できるようにするという。

■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ