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学生特有の利用形態によりストレージ負荷増大、オールフラッシュ導入で解決

立教大学、VDIパフォーマンス劣化改善にPure Storage採用

2015年02月16日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 立教大学が、2013年に導入した学生/教職員向け仮想デスクトップ環境(VDI)のストレージパフォーマンス改善のため、ピュア・ストレージのオールフラッシュストレージ「Pure Storage FlashArray 405(FA-405)」を導入した。2014年9月から本格稼働を開始している。

 ピュア・ストレージ・ジャパンが1月28日、導入事例として発表した。

立教大学のWebサイト

 立教大学では、学生が自由にコンピューターを活用して学習に生かせるよう、2013年3月にVDIを導入し、学内設置端末から利用できる約450台ぶんの仮想デスクトップを運用してきた。

 導入当初は高品質なサービスとして利用されていたVDIだが、やがて利便性の高さから利用者が増加。また、授業の合間の休憩時間など短時間に多くの利用が集中し、ログイン/ログアウト回数が非常に多いなど、学生特有の利用形態によってシステム負荷の増大とパフォーマンス低下が顕在化していた。具体的には、仮想デスクトップの起動に2分以上かかったり、前ユーザーのデータを消去する処理(リフレッシュ処理)が追いつかず、新たなユーザーが利用できなくなったりする問題が生じていたという。

 こうした問題に対処すべく、立教大学ではストレージI/Oの負荷軽減と、仮想デスクトップ台数追加のためのストレージ拡張を目的として、2014年3月から新たなストレージ選定を開始した。

 ストレージ選定においては、I/Oパフォーマンスの改善を前提として、オールフラッシュストレージとハイブリッド(SSD/HDD)ストレージのコストパフォーマンスが比較された。コストのみを考えるとハイブリッド型にメリットがあったが、設計/運用のシンプルさや、600台ぶんの仮想デスクトップに必要な4万IOPSを十分にカバーする性能(10万IOPS)を鑑みて、ピュア・ストレージのFA-405が選択された。同年7月から本格的なシステム構築が開始され、9月に稼働を開始している。

ピュア・ストレージのオールフラッシュストレージ、FA-405

 FA-405の導入により、学生の利用が集中する時間帯でも高いI/Oパフォーマンスが実現した。仮想デスクトップの起動時間は50%短縮され、リフレッシュ処理やマスター展開処理にかかる時間も大幅に短縮された。これにより、新たなユーザーが利用できなくなる問題も解決したという。

 さらに、FA-405が備えるインライン重複排除および圧縮機能によって、保存データ容量は約10分の1に削減された。これにより、ストレージのラック専有スペースは14Uから8Uへとなり、空きスペースを別用途に活用できたとしている。

 立教大学では今後、学内設置端末だけでなく、約800台の貸し出し用PCにもVDIを導入することや、学生の私物PC/タブレットでもVDIにアクセスできるシステムを構築することを検討している。

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