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中堅企業層もターゲットの「FlashArray//m10」投入、同時に統合インフラの小型版も

オールフラッシュが500万円台から、ピュア・ストレージ新製品

2016年04月15日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 ピュア・ストレージ・ジャパンは4月14日、オールフラッシュストレージ製品の新しいエントリーモデル「FlashArray//m10」の販売を開始した。上位機種と同じ機能を実現しながら500万円台の価格帯を実現し、中堅企業市場のニーズを狙ったモデル。

 なお同時に、ストレージに//m10を搭載したコンバージドインフラ製品のエントリーモデル「FlashStack mini」も発売したほか、ネットワールドとの国内ディストリビューター契約締結も発表している。

ピュア・ストレージの「FlashArray//m10」。3Uサイズで最大実効容量は25TBのエントリーモデル

発表会に出席したピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役 山田秀樹氏

ピュア・ストレージ APACJ担当副社長 マイケル・アルプ(Michael Alp)氏

 FlashArray//m10は、同社の第4世代オールフラッシュアレイであるFlashArray//mシリーズのエントリーモデルとなる製品。これまでのFlashArray//mシリーズでは、最大実効容量120TBの//m20が最小モデルだったが、//m10ではキャパシティを最大25TBに引き下げている。そのほかのスペックは、最大IOPSが10万(32KBブロック時)、平均遅延1ミリ秒未満、最大3GB/秒の帯域幅を持つ。

 //m10は、中堅企業でも導入しやすい価格が特徴となっている。ネットワールド 代表取締役社長の森田晶一氏は、//m10本体の予想価格(1年間センドバックサポート付き、市価)は、おおよそ「500万円から」が目安になると語った。

 このように価格は抑えているものの、ストレージOS「Purity」を搭載し、//mシリーズの特徴である高効率のインライン重複排除/圧縮、クラウド経由でモバイルデバイスからストレージを監視/管理できる「Pure1 Manage」サービスなど、上位機種と同じ機能が利用できる。また同社の「Evergreen Storage」ビジョンに基づき、//m10からスモールスタートして、無停止かつデータマイグレーション作業なしで上位モデル(//m20、//m50、//m70)へと段階的にスケールアップしていくことも可能だ。

 発表会に出席したピュア・ストレージ・ジャパン 代表取締役の山田秀樹氏は、同社の“オールフラッシュアレイでディスクに取って代わる”というビジョンを実現していくうえでは、これまで「低価格帯の製品がない」「国内のディトリビューターパートナーがない」という課題があったと語る。今回、FlashArray//m10の国内投入とネットワールドとのパートナー提携によって、これらの課題を解消したことになる。

 また、ピュア・ストレージ APACJ担当副社長のマイケル・アルプ氏は、グローバルでは1600社以上の顧客を獲得しており、顧客満足度(NPS)も「iPhoneを上回る」業界最高レベルだと、これまでの実績を紹介した。

 「今回は、ネットワールドととても重要な関係を築くことができた。高速なオールフラッシュアレイを日本市場に浸透させることで、日本におけるVDIやサーバー仮想化の流れを勢いづけていく」(アルプ氏)

ネットワールド 代表取締役社長の森田晶一氏

 ディストリビューター契約を締結したネットワールドの森田氏は、現在同社が注力している「企業システムのハイブリッドクラウド化」や「デスクトップ仮想化によるワークスタイル変革」といったソリューション提案において、ピュア・ストレージのオールフラッシュ製品が重要なコンポーネントになると説明。特に、中堅企業でも手の届く価格帯で//m10がリリースされた意義は大きいと強調した。

 「VDIも含む仮想化インフラは、このオールフラッシュストレージが一変させる、とわたしは見ている」(森田氏)

 FlashArray//m10と同時に発売された「FlashStack mini」は、同社コンバージドインフラ「FlashStack CI」の小規模版に当たる製品。9Uサイズで、「Cisco UCS」サーバー+//m10ストレージに、ヴイエムウェアもしくはマイクロソフトの仮想化プラットフォームが搭載済みの状態で提供される。「VMware Horizon View」を採用したVDIプラットフォームとして利用する場合、最大1200デスクトップをサポートする。価格は約1000万円から。

9Uサイズのコンバージドインフラ製品「FlashStack mini」

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