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GeForce GTX TITAN Xの最速環境を検証しよう 第2回

爆速で快適! CPUもメモリーもハイスペックなTITAN X搭載ゲーミングPCの活用法

2015年06月04日 11時00分更新

文● 相川いずみ、編集● 金子/ASCII.jp

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4Kゲームにも威力を発揮する“野獣”グラフィックスボード「GeForce TITAN X」

 NVIDIA最新最速のグラフィックスボード「GeForce TITAN X」を搭載したマウスコンピューターのゲーミングデスクトップ「NEXTGEAR i640PA5-SP2」。TITAN Xのパワフルな性能ばかりに目が行きがちだが、第2回はCPUやメモリーなど、スペックをチェックしていく。

GeForce TITAN Xを搭載する「NEXTGEAR i640PA5-SP2」※ディスプレーは別売

グラフィックス処理や3Dでも性能を発揮

 改めて「NEXTGEAR i640PA5-SP2」のスペックを確認しよう。CPUは、Core i7-4790K。通常クロックでも4GHzターボ・ブースト利用時4.4GHzと、現在ハイエンドのゲームミングPCには欠かせないハイパフォーマンスのCPUである。

評価機の主な仕様
製品名NEXTGEAR i640PA5-SP2
CPUCore i7-4790K(4.0GHz)
メモリー32GB (8GB×4)
グラフィックスNVIDIA GeForce GTX TITAN X(12GB)
ストレージ 2TB SerialATAIII(7200回転)

 まず、「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」でシステム性能を計測した。

「Windowsシステム評価ツール」の結果
CpuScore(プロセッサー)8.5
MemoryScore(メモリー)8.5
GraphicsScore(グラフィックス)9.1
GamingScore(ゲーム用グラフィックス)9.1
DiskScore(プライマリハードディスク)5.9

Windowsシステム評価ツールでの結果。グラフィックスの評価さの高さが際立つ

 それぞれの最大値は9.9なので、グラフィックスは9.1とかなりの高評価。CPUやメモリーも8.5と、「NEXTGEAR i640PA5-SP2」の性能の高さを示す結果となっている。

 続いて、「PCMark 8」で計測。同CPU搭載のメモリー16GBでは4500以下のスコアだったため、32GBというメモリーの多さもスコアに一役買っていることがわかる。

PCMark 8の結果。32GBメモリーの効果もあり4713という成績に

 最新の3Dゲームを4K環境で遊びたい人にとって、現時点ではほぼ満足のいくスペックである。かなり贅沢な使い方ではあるが、試しにブラウザーゲームを同時に30個ほど開いてプレーしてところ、楽に遊ぶことができた。

ブラウザーゲームを30本! 起ち上げても正常に動作する!!!

 ちなみに、ブラウザーゲーム30本をそれぞれ新しいウインドーで起動したところ、ファンの音が大きくなり、CPU稼働率は100%となった。現実でまずこんなにゲームを立ち上げることはないだろうが、仕事で調べものをしていたり、ショッピングサイトで商品を比較をしたいときなど、気付くと20~30個ほどタブを開いているときがある。そんな際にもストレスなく作業が可能だ。

パワフルな3DグラフィックスとCPUパワーをゲーム以外にも

 このようにパワフルな「NEXTGEAR i640PA5-SP2」だが、ゲームだけに使うのはもったいない。それでは、ゲーム以外のどのような用途なら、この性能が生かされるだろうか。

 使い道は色々とあるが、撮影したRAWデータなどを処理している際、あるいは3D製作や動画エンコード、IllustratorやPhotoshopなどの作業でも威力を発揮する。

 そこで、あえてワークステーション向けグラフィックス用のベンチ「SPECviewperf 12」で、どれだけの数値が出るのか測ってみた。SPECviewperf 12は本来、業務用グラフィックスの性能を測るもので、「Maya」などのプロ向けアプリをシミュレートしており、「NEXTGEAR i640PA5-SP2」のスペックでもかなり高負荷の処理を強いられた。Quarro M6000といった業務用グラフィックスには及ばないものの、「ゲームも3Dも楽しめるPC」として活用できそうだ。

SPECviewperf 12での「sw(SolidWorks)-03」(上)と「maya-01」(下)計測結果。数値は高いほど処理能力が高い

仮想OSでも便利!

 また、仮想OSを作るのにも便利だ。HDDの容量も2TBあるため、仮想OSに100GB単位でふりわけてもあまり気にならない。

 ストレージについては、「CrystalDiskMark」で計測を行なった。「NEXTGEAR i640PA5-SP2」のストレージはHDDのため、試しに手持ちのSSD「Samsung SSD 840 PRO」を追加し、同様に計測してみた。やはりHDDはSSDと比べると速度は劣るが、容量を重視するのであれば最低でも2TBはほしいところだ。

CrystalDiskMark」でのHDD(左)、SSD(右)の結果は、SSDの勝ち。SSDは3年前のものだが、当時の最速モデルのため、現在のものに劣らないスピードとなっている

 「NEXTGEAR i640PA5-SP2」のカスタマイズできるパーツは、現在SSDであれば最大500GB、HDDは最大6GBまでのモデルが用意されている。

 あくまでSSDにこだわるのであれば、SSDをチョイスするのもよいが、SSDの容量だけでは正直心もとない。ゲーム起動用のメインにSSD、データ保存はHDDといった2台搭載がおすすめだ。予算があるならプラス2万9900円で、SSD 256GBを2台使ったRAID0も構築できる。

SSDの容量と価格を見て、構成を考えよう(BTO画面は6月3日現在のもの)

 ちなみに、PCの搭載メモリーが多くなると、その分仮想メモリーの量も増えるので、使えるストレージの量は減ってしまう。このクラスのPCを購入する際にはあり得ないと思うが120B以下のSSDを選択すると、肝心のアプリがほとんど入らない場合もあるので注意したい。

 今回はゲーム以外の活用法をチェックしてみたが、32GBの大容量メモリーを生かしてRAMディスクを作成し、ブラウザーのキャッシュにあてるのも良いだろう。

 次回は、せっかくなので「Oculas Rift」と組み合わせた遊び方を提案していきたい。

初出時、一部の製品名に誤りがありました。お詫びし、訂正させていただきます。(2015年6月5日)

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