過去最高の動員数を記録した
SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ
ゴールデンウィークのまっただ中、5月2~3日に開催されたSUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ。GTのときは天候が悪い場合が多かったが、今年は久しぶりに晴天に恵まれ、大型連休中ということもあって、9万1500人のファンが訪れた(土日の述べ人数)。なお、前戦岡山も例年どおり雨だったので、ドライコンディションは今シーズン初めて。
土曜日に行なわれた公式予選1回目。まずは片岡選手から出撃する。「1'37.870」というベストタイムを出したものの、タイムは非常に拮抗しており、37秒台に何台も入るという状況だったが、7位で1回目を通過した。
続く予選2回目は谷口選手にステアリングが託された。4周目に「1'37.851」、5周目に「1'37.752」とベストタイムを更新するも、やはりライバルたちも速さを見せ、最終的に8位で予選を終えた。このことから決勝グリッドは8番手からのスタートになった。
予選の調子とは裏腹にトラブル発生
グリッド上でなんとか修復した決勝直前
日曜日も朝から快晴。ドライバーやマシンに近づけるピットウォークは大勢のファンが長蛇の列を形成していた。富士スピードウェイのピットは他のサーキットと比べると広いほうだが、それが満員電車なみの人口密集度になっていた。もちろん、GOODSMILE RACING & TeamUKYOのピット前も個人スポンサーがたくさん訪れ、サイン会もやRQの撮影会も満員御礼だった。
そんな大盛況なピットウォークを挟んで、決勝レースがスタート。予選の結果により、グッドスマイル 初音ミク SLSは8番グリッドからのスタートだ。ス タートドライバーは片岡選手。朝のフリー走行やグリッドに並ぶ前のウォーミングアップ走行で、マシンに不具合が発見されたらしく、グリッド上で足回りを再セッティング。「当初予定していた勝つためのセッティングとはかけ離れてしまった」と谷口選手。ちなみに、今回のレース距離は500kmと、鈴鹿の1000kmに続いての長距離なので、2回のピットイン義務づけられている。
ローリングスタートから、片岡選手は序盤で2台をパスして6位にジャンプアップ。このままトップ争いに混ざるかと思われたが、上位を走るライバルたちの速さは別格で、数周で20秒以上の差がついていた。だが、8周目にタイヤがバーストしてコースアウトするマシンがあり、セーフティーカーが導入される。これにより全車のタイム差はリセット。セーフティーカーの解除後のバトルでさらに1台を抜いて5位まで浮上する。
(次ページでは、「拮抗したレース! 最後まで諦めない!」)
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