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レノボがIBMからPC事業を買収して10年

2015年05月01日 14時59分更新

文● 小林@ascii.jp

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 4月30日(現地時間)、IBMのPC部門をレノボが買収して10年の節目を迎えた(関連記事)。あわせて5月28日に北京で“Lenovo Tech World”を開催。現在世界シェアトップを誇るPCに加えて、世界3位のスマートフォンやウェアラブルデバイス、スマートデバイスなど将来的な製品の投入計画や、研究開発中のコンセプトを披露する計画だ。米国本社が置かれている米国のノースカロライナで発表した。

 レノボの市場シェアは買収前で世界第9位の2.3%、売上は30億ドル(約3591億円)だったが、2015年には約20%のシェアを持ち、売上は約13倍の390億ドル(約4兆6700万円)に成長したという。また、PCに続きモトローラのスマートフォン事業、IBMのx86サーバー事業も継承しており、成長する過程にあるとする。

 同社はこの10年で8件の大型買収を実施しており、マイルストーンとなる以下のような出来事があったとしている。「ThinkPadの累計販売台数が1億台を突破」(2015年)、「Motorola MobilityとIBMのx86事業の買収完了」(2014年)、「PCメーカー世界首位を達成」(2013年)、「EMC との合弁事業(JV)に着手、Stoneware および CCE を買収」(2012年)、「日本のNECや台湾のCompalと合弁会社を設立、ドイツのMedion を買収」(2011年)、「LenovoブランドのPCを全世界で販売開始(2006年)。

 なお、レノボ・ジャパンでは買収後10周年を記念して、“10周年記念クイズのキャンペーン”を実施中。クイズに正解するとその場で最大6万円の割引クーポンが提供される。詳細は下記のリンクを参照してほしい。

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