横×3画面より、縦×3画面がいい?
バトルフィールド ハードラインをGTX 980のSLI構成のPASSANTでプレイ、ド迫力の3画面で60fps超!
2015年03月26日 11時00分更新
超ド迫力! 3画面を横に並べてゲームをプレイ!
今回3画面構成に採用したのは、24型で144Hzリフレッシュレート入力に対応するゲーミングディスプレー「ProLite GB2488HSU」。解像度は1920×1080ドットで、応答速度は1ms(GtoG)。使用シーンに合わせて画面の向きを90度(左右各45度)、縦横の回転を90度まで可能なのも特徴だ。
ディスプレーは、DisplayPort×3で接続。最初は同じ画面が3つ並ぶので、1画面になるよう設定しなくてはいけない。NVIDIA コントロールパネルを開き、「Surroundを使用してディスプレーをスパンする」を選択すると、3画面が1画面として認識される。
早速バトルフィールド ハードラインのオンライン対戦「マルチプレイ」をプレイした。バトルフィールド ハードラインのマルチプレイには、シリーズでは定番の「コンクエスト」や「チームデスマッチ」のほか、本作ならではの「ハイスト」や「ブラッド・マネー」「ホットワイア」「レスキュー」「クロス・ヘア」といったモードが楽しめる。
とりあえずプレイしたのは、輸送中に襲われた現金を巡り、証拠として差し押さえようとする警察と、その現金を奪おうとする強盗に分かれて争う「ハイスト」というモード。戦闘開始と共に、3画面に表示されたフィールドを目の当たりにして、その迫力に圧倒された。3画面構成でプレイすると、1画面より広い範囲が映し出されるので、より早く相手を見つけることができた。
超広いディスプレーでは、情報量が多すぎる?
とてつもないド迫力に感動していたが、FPSならではのマルチディスプレーの落とし穴があった。それは、私が下手くそということもあるが、「情報量が多すぎて対処できなくなる」ということだ。建物などの物陰に隠れつつひっそりと行動している時は、より広範囲で相手を見つけることができるので非常に便利だが、問題は大人数対大人数での争いになった時。バトルフィールド ハードラインでは64人対戦が可能となっている。敵味方が入り乱れたフィールドでは、情報量が多すぎて少し混乱してしまった。
ハイストでは、現金を持ったプレーヤーを見つけて倒したり、守ったりしなくてはいけないので、混戦になる場合が多い。そこで、多数の相手プレイヤーが画面上に出てくるなど情報量が多いと、すべきことの優先順位が分からなくなり、混乱してしまうのだ。FPSをやり込んでいる熟練のユーザーであれば瞬時に状況判断ができるだろうが、強さが中の下だと思っている私にとって、多すぎる情報量は命取りになるのだなと実感した。3画面構成で勝つには、FPSのそれなりの経験が必要だろう。
横が広すぎるなら縦にしてしまえ!
そこで思いついたのが、ディスプレーを縦にして3画面並べるということ。ProLite GB2488HSUは、縦横90度まで回転できるので、全部縦にしてつなげてみた。すると、なんだが屏風のような縦に広い画面が出来上がった。
実際にプレイしてみると、しっかりとフィールド情報を見渡せる横幅に加え、1画面より高い場所も確認できるようになった。建物の上階に隠れている相手を瞬時に確認できるので、より効率的に戦うことができた。
また、比較的高スペックなマシンが必要なバトルフィールド ハードラインを3画面でプレイしているにもかかわらず、マシンの音がうるさくなることもなく、ゲームに集中できた。
(次ページ「3画面でも『最高』設定で60fps以上!」へ続く)
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