Amazon Web Services(AWS)は2月16日、今年(2015年)7月14日にサポート終了を迎えるWindows Server 2003の仮想マシンイメージ(AMI)について、サポート終了日以後も引き続き提供を行うと発表した。ただし、利用申し込みが必要となる。
AWSでは、2015年4月15日を期限日として、Windows Server 2003 AMIへのパブリックアクセスを削除する方針。ただし、顧客が専用フォームから申し込みを行えば、その日以降も引き続きWindows Server 2003のAMIにアクセスしたり、VM Importサービス経由でWindows Server 2003仮想マシンをインポートしたりできる。この申し込みには料金はかからない。
ただし、これはあくまでも新OSへの移行が間に合わない顧客向けに用意された“経過措置”だ。OSの更新プログラムやセキュリティアップデートは提供されず、顧客自身の責任で動作不具合の回避やセキュリティの維持を行う必要がある。AWSも、できるだけ早く新しいバージョンのWindows Serverに移行することを推奨している。