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4GB×2のメモリーとCore i5-4590Tをカスタマイズしても10万円台とお得

自作派注目のGTX 960搭載で、10万円とリーズナブルなiiyama PC「GS5150-i5-RMB」

2015年02月05日 11時00分更新

文● 高橋量

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Core i5でも十分パワフルな性能

 次に、マシンの基本性能となるCPUやストレージなどのベンチマーク結果を紹介する。Windows 8.1の快適さを計測する「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」の結果については、以下の表のとおりとなった。総合的に見ても特に問題はなく、この結果であればWindows 8.1を長期間快適に利用できるに違いない。

 ただしストレージ関連のテストについてだけ「5.9」と、ほかのスコアに比べて低めになっている。その理由は、ストレージにHDDを採用しているため。HDDを搭載したマシンでは「5.9」がスコアの上限で、これ以上の結果を出すにはBTOでストレージにSSDを選択する必要がある。

試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果
CpuScore
(プロセッサー)
8
MemoryScore
(メモリー)
8
GraphicsScore
(グラフィックス)
8.3
GamingScore
(ゲーム用グラフィックス)
8.3
DiskScore
(プライマリハードディスク)
5.9

 と言っても、ストレージ性能はゲームプレーの快適さに大きく影響するわけではない。ソフトの起動時間やデータのロード時間に多少影響するかもしれないが、性能的にはHDDでも十分だ。

 試用機に搭載されている東芝製の500GB HDD「DT01ACA050」のアクセス速度を「CrystalDiskMark」で計測してみたところ、シーケンシャルリードで201MB/秒という結果となった。標準的なHDDでは100~150MB/秒程度であることを考えると、かなり高速だ。実際にいくつかのゲームをプレーしてみても、ソフトの起動やデータの読み込みが遅くてイライラするようなことはなかった。だがSSDのほうが確かに総合的な快適さは向上するので、予算があるなら高速なSSDを選びたい。

CrystalDiskMarkによるストレージのアクセス速度計測結果

 CPUの処理能力を計測する「CINEBENCH」でも、ゲームのプレーには十分な結果が出ている。ただし試用機に搭載されているCore i5-4690K(3.50GHz)は、最小構成時のCore i5-4590(3.3GHz)よりもパワーのあるCPUだ。最小構成時のスコアよりも、多少上乗せされていると考えていただきたい。

「CINEBENCH R11.5」と「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果

 総合的な性能を計測する「PCMark 8バージョン2」では、「Home conventional 3.0」が「3920」、「Creative conventional 3.0」で「3865」という結果となった。スコアとしては高めで、比較的負荷の高い処理でも問題なくこなせるだろう。

日常的な作業の性能を計測する「Home conventional 3.0」ベンチマーク結果

ゲームやクリエイティブ系ソフトの快適さを計測する「Creative conventional 3.0」ベンチマーク結果

 ゲーミングPCと言うとハイエンド向けGPUや4コア/8スレッドで動作するCore i7、あるいは大容量のメモリーやSSDを搭載したマシンをイメージする人がいるかもしれない。だが実際のところ、最新ゲームをフルHD環境でプレーするには、Core i5とGeForce GTX 960を搭載したGS5150-i5-RMBで十分なのだ。もちろんスペックが高いほどゲームや日常的な作業の快適さは増すので、マシンパワーをとことん追求するのもアリだ。


(次ページでは、「パーツカスタマイズでよりパワフルなマシンに仕上げよう」

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