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4GB×2のメモリーとCore i5-4590Tをカスタマイズしても10万円台とお得

自作派注目のGTX 960搭載で、10万円とリーズナブルなiiyama PC「GS5150-i5-RMB」

2015年02月05日 11時00分更新

文● 高橋量

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フルHDで大作ゲームをサクサク遊べる

 続いて、もっとも気になるゲーム性能について、ベンチマーク結果を交えながら見ていこう。テストに利用した試用機のパーツ構成は以下の表のとおり。CPUをCore i5-4690K(3.50GHz)にアップグレードしている点が、最小構成との違いだ。なおCore i5-4690Kはオーバークロックに対応しているが、今回は定格周波数の3.50GHzでテストしている。

試用機と最小構成時のパーツの違い
試用機 最小構成
CPU Core i5-4690K(3.50GHz) Core i5-4590(3.3GHz)
メモリー 8GB 8GB
ストレージ 500GB HDD 500GB HDD
グラフィックス GeForce GTX 960(2GB) GeForce GTX 960(2GB)

 総合的な3D性能を計測する「3DMark」では、もっとも負荷の高い「Fire Strike」で「6309」という結果となった。スコアが1万を超えるハイエンド向けのGeForce GTX 980に比べるとさすがに低いが、人気ゲームをストレスなくプレーするには十分な性能を持っている。高い3D性能を必要とする海外ゲームについても、問題なく楽しめるだろう。

「3DMark」ベンチマーク結果

 「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」では、1920×1080ドットの最高画質で「9723」の「非常に快適」という評価が出ている。「ドラゴンクエストXベンチマークソフト」でも同様に、フルHDの最高画質で「10297」の「すごく快適」という結果だ。そのほかのゲーム系ベンチマークでも、非常に優秀なスコアとなった。

各ベンチマークの結果
ベンチマーク 画質 結果
ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア
ベンチマーク キャラクター編
1920×1080ドット
最高画質
9723
ドラゴンクエストXベンチマークソフト 1920×1080ドット
最高品質
10297
モンスターハンターフロンティアベンチマーク第3弾
【大討伐】
1920×1080ドット 14223
ファンタシースターオンライン2
キャラクタークリエイト体験版 ver.2.0
1920×1080ドット
最高画質
39827

 独自の3D技術「Fox Engine」による美しいグラフィックで話題のPC版「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」については、はじめのミッション開始直後のFPSを計測したところ、下記の表のような結果となった。理想としては60FPS以上は欲しいが、最高画質では平均54.1FPSとなっている。

 ただしこの作品ではFPSの上限が60にキャップ(制限)されているため、ほぼストレスなくプレーできる結果だと言えるはずだ。画質を一段階低くした状態では、理想的なスコアが出ている。

「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」FPS計測結果
(1920×1080ドット フルスクリーン)
画質 最小FPS 最大FPS 平均FPS
すべての項目を「Extra High」に設定(最高画質) 46 61 54.1
すべての項目を「High」に設定 59 61 59.9

 ちなみにゲームのグラフィック設定を最適化する「NVIDIA GeForce Experience」を試してみたところ、すべての項目が「Extra High」に設定された。つまりNVIDIAとしては最高画質でも快適にプレーできると、太鼓判を押しているわけだ。

 「Tomb Raider」では、最高画質の「Ultimate」で平均FPSが58.5だった。やはり60FPSにはわずかに足りないが、ほぼ問題ないレベルだと言える。

 「Battlefiled 4」では最高画質で平均FPSが63.9と、快適なプレーが見込める結果となった。

「Tomb Raider」ベンチマーク結果

「Tomb Raider」ベンチマーク結果
(1920×1080ドット リフレッシュレート60Hz、垂直同期なし)
画質 最小FPS 最大FPS 平均FPS
Ultimate 42 72 58.5
Ultra 70 104 87.1
High 94 134 113.7
「Battlefiled 4」FPS計測結果(1920×1080ドット リフレッシュレート59.94Hz)
画質 最小FPS 最大FPS 平均FPS
最高 49 72 63.9
73 90 82.3
109 127 117.5

 ベンチマークの結果を見ると、大作ゲームでも快適にプレーできることがおわかりいただけるだろう。フルHDよりも高い解像度やマルチディスプレー環境では厳しいかもしれないが、これから発売される最新ゲームでもGeForce GTX 960ならフルHDで問題なくプレーできるはずだ。


(次ページでは、「Core i5でも十分パワフルな性能」

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