
発表されたばかりのGeForce GTX 960Mを搭載する15.6型ノートが早くも登場
3月12日に、最新GPU「GeForce GTX 960M」が登場した。GeForce GTX 960Mは、Maxwellアーキテクチャ採用でミドルレンジのモバイル向けGPU。3Dゲームがある程度しっかりプレイできるゲーミング性能を持ちつつ、ハイエンドGPUのGeForce GTX 980M/970Mより低価格なのが魅力だ。
そのGeForce GTX 960Mを搭載するノートPCが、早くもユニットコムから登場した。「iiyamaPC」ブランドの15.6型ゲーミングノート「15GSX7200-i7-REB 」だ。今回は、15GSX7200-i7-REBを使用して、GTX 960Mのパワーはどの位なのかを検証してみた。
15GSX7200-i7-REBの試用機は、GeForce GTX 060Mのほか、Core i7-4720HQ(2.6GHz)、8GB、500GB HDDを搭載している。なお、パソコン工房で販売された通常構成は4GBメモリーなので、その点を考慮して参考にしていただきたい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | 15GSX7200-i7-REB |
CPU | Core i7-4720HQ(2.6GHz) |
グラフィックス | GeForce GTX 960M |
チップセット | HM87チップセット |
メモリー | 8GB(通常構成は4GB) |
ストレージ | 500GB HDD |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×4、HDMI端子×1、ミニD-sub 15ピン、miniDisplayPort、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子×1、S/PDIFアウト端子×1、SDカードスロット |
内蔵カメラ | 200万画素ウェブカメラ |
サイズ/質量 | およそ幅385×奥行268×高さ28.5mm/およそ2.5kg |
OS | Windows 8.1 Update(64bit) |
総合系ベンチマークの「PCMark 8」では、日常的な作業の処理能力を計測する「Home accelerated 3.0」で3186という結果だった。同様に、3D性能を計測する「3DMark」では、「Fire Strike」が4016、「Sky Driver」が12242、「Cloud Gate」が15742 「Ice Storm」が110802という結果に。ミドルレンジのGPUにしては高スコアな結果ではないだろうか。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリード96.60/秒という結果だった。高いスコアではないが、SSDではなくHDDを搭載している点を考えると妥当な結果だ。物足りない場合はBTOでSSDを選択すればよい。
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」では、解像度を1920×1080ドット、最高画質に設定して7093(非常に快適)という結果だった。
そのほか、「モンスターハンターフロンティアベンチマーク第3弾【大討伐】」で8426、「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」(解像度1920×1080ドット、最高品質)で12562(すごく快適)、「バイオハザード6 ベンチマーク」では6926(RANK A)という結果だった。日本の大型MMOや3Dゲームは余裕でプレイできるだろうし、海外の3Dゲームもしっかり楽しむことができるだろう。
しっかり遊べるゲーミングパソコンがより低価格になるGTX 960M
15GSX7200-i7-REBは、11万円3980円(税別)から購入できる。ハイエンドな構成のノートパソコンは高価で、手を出そうか悩んでいるユーザーにとってはこのGTX 960Mが解決策の1つとなるだろう。もう少し早いパワフルなマシンが欲しいのであれば、BTOでSSDなどを選択すればよい。コスパも性能も外せない人は、15GSX7200-i7-REBを検討してみてはいかがだろうか。
