ZALMAN
H1
●URL:http://www.zalman.com/jpn/product/Product_Read.php?Idx=916
●実売価格:1万5000円前後
今年のZALMANといえば、11月に飛び込んできた再生手続開始申請のニュースが一番の衝撃だった。
他業界の話題であれば「○○がやられたようだな」、「フフフ、奴は四天王の中でも最弱……」と、例のアスキーアートを書き込んでネット界隈を賑やかせるが、さすがにPCパーツ業界だといろいろとシャレにならない。
そもそも、ZALMANはPCケース四天王なのか、それともクーラー四天王なのか? つうか四天王って誰だよ! となる。
そんな笑い話で済むのも、代理店のアスクが今後もZALMAN製品の販売とサポートを継続すると表明しているからだ。したがって、ショップに並ぶZALMAN製品を購入してもなにひとつ問題ない。そのZALMANから今年リリースされたPCケースがこの「H1」だ。
温度が上昇すると
天板が自動でオープン
フルブラックのフルタワーケースで、奥行きのあるE-ATXサイズのマザーボードにも対応。ケース前面に加えて、上面部に5インチベイのようなパネルが並ぶ。
一見すると「側面と上面から5インチ差しまくれるケースかな?」、「縦でも横でも置けるケースかな?」と勘違いしそうなルックスだ。もちろん設置方向は決められている。
このケース上面部に並ぶ5枚のパネルが、本製品の特徴「AHV(Automatic Heat Ventilation)クーリングシステム」だ。これはケース内の温度を監視し、一定の温度に達するとケース上面部のパネルが自動開閉して熱気を排出するという実におもしろいシステムだ。
パネルを自動開閉する温度は35度と45度の2つから設定できるほか、ユーザーが任意で開閉させることも可能だ。約3秒ほどかけてスーッとパネルが開閉するのだが、その様子は下の動画で確認できる(0:23あたり)。
→次のページヘ続く (ZALMAN「H1」の内部)
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