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長~く使える極上のPCケース2014 第2回

長~く使える極上のPCケース2014【Phanteks/Thermaltake編】

2014年12月30日 12時00分更新

文● 千駄木 和弘

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 毎年恒例の「長~く使える極上のPCケース」特集。この1年で発売されたタワー型PCケースの中から、編集部がオススメできる7製品をピックアップ。2回目の今回はPhanteksとThemaltakeのケースを見ていこう。

Phanteks
Enthoo Primo(PH-ES813P_BL)

●URL:http://www.phanteks.com/Enthoo-Primo.html
●実売価格:3万7000円

Phanteks初のPCケース「Enthoo Primo」。白色モデルもある

 Phanteksは冷却系パーツを開発しているオランダのメーカー。創業は2007年、日本上陸も2012年というまだまだ若いメーカーだが、CPUクーラーや冷却ファンが発売されており自作PCユーザー間での認知度も徐々に高まってきている。

 そんなPhanteksが昨年、同社製PCケースの第一号としてリリースしたのが「Enthoo Primo」だ。昨年発売の製品ではあるが、今年5月にホワイトカラーのバリエーションモデルも登場したバリバリの現役モデルだ。

水冷クーラーを5基設置するため
考えぬかれた設計

 写真だとスケール感が少しわかりにくいが、ケース寸法は250(W)×600(D)×650(H)mm、重量17.2kgと、フルタワーPCケースの中でもかなり大きく重いモデルになる。迫力のあるサイズには理由があり、本製品は“水冷クーラーに特化した”ケース設計なのだ。

 見た目はごくごく普通のフルタワーで5インチベイ前はフロントドアで保護される。電源を入れると青LED光が前面パネルを縦ラインに走るギミックがありクールな印象だ。フロントドアを固定するマグネットの磁力がすこし強めで、ドアの開閉時にガツンとくる。肉厚でゴツイ筐体なので強めの閉め味で正解

フロントドアを開けると外部5インチベイが5基あり、フタとしてメッシュ状のベイカバーが付属する。ベイカバーは外側からツマミを押して着脱でき、メッシュ状でエアフローも確保してある。後ろからブチ破るような安いフタが多いなか、しっかり作ってあるベイカバーが付属しているのがうれしい

フロントドア下もプッシュ式ロックのパネルがあり、取り外すと140mm×2の前面ファンがお目見えする。取り外したパネル裏にある防塵フィルターはネジ止めタイプなので、水洗いしたい場合は少し面倒。このパネルは2mm厚のアルミと金属メッシュで構成されており、小さいパーツだが手に持つとズッシリとした重量感がある

上面部のメッシュパネルもプッシュ式ロックなので簡単に取り外せる。このパネルは薄い金属メッシュで作られていてとても軽い。パネルを取り外すとまさに内部まで直通、フルオープンといった感じの広さだ。メッシュパネルと上面冷却ファンの間にあるスペースに480mmラジエーターをすっぽり入れられる

縦にすっきり並んだ端子類はUSB 3.0×2、USB 2.0×2、オーディオ端子、発光オンオフ。電源ボタンは正面についている。USB端子の保護ゴムカバーは小さいキャップを差し込んでいるだけなので、外した後はちゃんと保管しておかないと紛失しそうだ

→次のページヘ続く (Phanteks「Enthoo Primo」の内部

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