米マイクロソフトは、米セールスフォース・ドットコムは、今年5月に発表した両社の戦略パートナーシップをさらに前進させ、「Salesforce1 for Windows」「Salesforce for Office」を発表。またSalesforceとの統合を実現する「Power BI for Office 365/Excel」インテグレーションを含む共同ソリューションを発表した。
米セールスフォース・ドットコムが、世界最大のソフトウェアカンファレンス「Dreamforce 2014」を開催。その初日、米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)会長兼CEOと、米マイクロソフト マーケティング担当バイスプレジデントのトニー・プロフェット(Tony Prophet)氏が登壇し、新たな提携内容について説明した。
Salesforce1 for Windowsは、Windows 8.1デバイスからInternet Explorer を通じてSalesforce 1へのアクセスを可能とする製品で、2015年後半には一般提供を開始する。Salesforce for Officeでは、コラボレーション、営業、サービス提供、マーケティングに必要なコンテンツに対して、どこからでもアクセスして利用できる。
Salesforce Filesは、Microsoft SharePointのファイルにアクセスし、モバイル環境とソーシャル環境の両方を通じて、あらゆるSalesforceのビジネスプロセスにおいて活用できるという。またSalesforce1とMicrosoft Office、SharePoint、OneDrive for Businessを統合利用できるようにしたことで、文書をシームレスに開き、編集・保存できる。2015年前半に一般提供開始の予定だ。
さらにSalesforce1 App for Outlookでは、Outlook環境からSalesforceの情報へと直接アクセスして、管理が可能。これも2015年前半から一般提供を開始する予定だ。
そのほか、Power BI for Office 365/ExcelとSalesforceの統合利用を可能としたことで、SalesforceおよびExcelのデータを双方向で利用できる上、レポートの作成、情報のビジュアル化、新しい知見の発見が可能になるという。これらも2015年前半から2015年後半にかけて提供される予定だ。
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