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アスキースマホ総研 第40回

ドコモ&au&SBのiPhone 6でネットワーク速度調査!

2014年10月07日 11時00分更新

文● アスキースマホ総研

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ほぼすべての結果が10Mbps
20~30Mbpsが当たり前というハイレベルな争い

カリー ドコモ5勝、au15勝、ソフトバンク9勝ということで、結果的にはauが最多勝という結果でしたね。

じまPさんによる調査結果をもとに議論を始める総研メンバー

スピーディー 単純な勝ち星の数的にはそうだけど、中身を見ると2013年の結果とは大きな差がある印象。去年はドコモやソフトバンクに10Mbps以下という数値が結構あった。

じまP テストしてきた体験だと、2013年もテストを行なう山手線の改札周辺ではすべてのケースでLTEで接続できたんですが、今回はもう車内でも改札でも、3Gになったところを見ていません。

特定のスポットで高速というだけでなく、平均的にも昨年を上回る結果となった今回の調査

カリー それだけ、LTEで高速通信が利用できるってことなんだー。そういえば新宿や渋谷のような、非常に人が多いところでも、極端に遅いという経験は減った感じですね。

じまP ただし、今回利用した速度測定用アプリの性質上か、どうしても通信量が多くなってしまったようで、3日に1GB以上の通信を利用したことによる速度制限の問題が出てきました。ハッキリとわかる形で速度が遅くなったのはソフトバンクだけでしたが、公平を期するためになんとか全キャリア複数のSIMを集めてテストしました。

全体的にこんなに通信速度が速くなった理由は?

カリー 各社基地局数を増やしているんでしょうけど、どうして1年前と比べて、通信速度が上がっているんですか?

スピーディー iPhone 6やiPhone 6 Plusは下り最大150Mbpsの通信速度にまで対応したというのもあるけど(iPhone 5s/iPhone 5cは下り最大100Mbps)、各社使える周波数が増えたというのが大きいはず。もちろん各キャリアとも基地局数を拡充させている。

ドロイド auとソフトバンクは、iPhone 6がTD-LTEに対応したことで、それぞれ「WiMAX 2+」「SoftBank 4G」のネットワークも利用できるようになったし、auはキャリアアグリゲーションにより、すでに1万局以上あるという、下り最大150Mbps対応の基地局が利用できる。一方、ドコモなら、1.8GHz(バンド3)の基地局を都市部中心に増やしている。ドコモが「フルLTE」と呼んでいるタイプだね。

カリー 「震えるET」? 宇宙人が人間と指を合わせようとするけど、ぷるぷる震えてうまくいかない絵を想像しちゃいました。

スピーディー フルLTEだよ! ドコモのiPhone 6は2.1GHz(ドコモでは2GHzと呼ぶ)、1.8GHz(同1.7GHz)、800MHzの3つの周波数でLTE(Xi)を提供しているんだけど、このうち1.8GHz帯については割り当てられている20MHz幅をすべてLTEで用いているから、そう呼んでいるとのこと。

ドロイド 20MHz幅でFD-LTEを提供すると、下り最大150Mbps対応になる。iPhoneのテストモードを利用すると、端末がどのバンドで接続しているか確認できるんだけど、今回テストした場所だとバンド3で接続しているケースが大半でした(29駅中27駅)。山手線の駅のような、人が集中する場所に高速の基地局を設置しているようですね。

iPhoneでは電話アプリで「*3001#12345#*」から発信ボタンを押すと、通信状態が見られるテストモードに移行する。このドコモ版iPhoneの場合、バンド3(1.8GHz)で20MHz幅、下り最大150Mbpsの基地局に接続していることがわかる

こちらのau版iPhone 6の場合は、バンド41、つまりTD-LTE互換の「WiMAX 2+」で接続しているということを意味している

スピーディー auとソフトバンクは、2.5GHzのTD-LTEでの接続を示すバンド41での接続例が多くて、速度も高速ですね。鶯谷駅のようにFD-LTEでも80Mbps出たときの例は、キャリアアグリゲーションの効果もあったようです。

カリー ともかく、駅の周辺はかなり整備されているんですねー。駅の近くにいるときって、ノマド作業するための居酒屋を検索したりとか、調べ物をすることが多いので。そこで高速なのはやっぱりうれしい。

ドロイド 居酒屋でノマドするのはカリーさんだけだよ! でも、TD-LTEに対応したiPhone 6がこれからどんどん増えてくると状況が変わる可能性もあります。ネットワークって、やっぱりナマモノですからね。今後の変化も含めて、キャリアの実力と言えそうです。

各社のiPhoneで
利用可能なLTEの周波数

  ドコモ au ソフトバンク
iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus iPhone 5s/5c iPhone 6/Plus
FD-
LTE
2.1GHz
(バンド1)
○(人口カバー率91%)
1.8GHz
(バンド3)
○(都市部中心) ○※1
900MHz
(バンド8)
△※2
800Hz
(バンド18)
◎(人口カバー率99%)
800Hz
(バンド19)
TD-
LTE
2.5GHz
(バンド41)
× ○※3 × ○※4

「○」は利用できる周波数。「◎」は利用でき、全国規模でエリアが構築されている周波数。「△」は端末は対応しているが、まだキャリアでの提供が始まっていない周波数。「×」はキャリアでは提供されているが、端末側が対応していない周波数。「―」はそもそもそのキャリアでは提供されていない周波数。
※1:ワイモバイル(旧イー・モバイル)のネットワークを利用
※2:極一部の地域でのみサービスを提供している。
※3:UQコミュニケーションズのネットワークを利用。
※4:WCPのネットワークを利用。


(次ページでは、「まとめと恒例の4コマ」)

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