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マイクロソフトの次世代ゲーム機「Xbox One」は、ゲーム機としての実力もさることながら、多彩なエンタメ機能を満載している。
ユニークな点としては、テレビチューナーなどを接続できるHDMI入力を備えていること。ゲームを中心としたエンターテイメントの可能性を広げる期待もある。
さて、筆者的に気になるのは「PlayStation 4」(以下PS4)との“ゲーム以外の”機能差。PS4はAV機能があまり充実していなかったが、Xbox Oneはどうなのだろう?
本体はそれほど大きくないが
やっぱりACアダプターがデカい!
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Xbox Oneの正面は、クリアパネルとマット仕上げを使い分けたデザイン。ディスクドライブはスロットイン方式で右側のイジェクトボタンがある。右端のロゴマークが電源ボタン。天面は、半分がクリアーパネルで、残り半分は放熱用のスリットとなっている。スリットは斜めに開口しており、埃などが侵入しにくいように配慮されている |
まずは、Xbox Oneの概要から見ていこう。基本的なラインナップとして、Xbox One単体(実売価格 4万3000円前後)と、Kinectのセット(実売価格 5万4000円前後)がある。現在は発売記念版として、ゲームソフト「TITANFALL」同梱版などの限定版もいくつか用意されている。
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左側面。ほぼ全面が放熱用のスリットとなっており、手前側にUSB 3.0端子が用意されている |
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背面の接続端子。左からHDMI出力、光デジタル出力、HDMI入力、USB 3.0×2、Kinect用接続端子、IR出力、LAN端子となる |
CPUは8コアのx86プロセッサ(AMD Jaguar 1.75GHz)を採用。ゲーム用/アプリ用/システム用OSの3つが同時に動作する仕組みのため、ゲームからアプリへの切り替えなどが素早く行なえるようになっている。
メモリーは8GBで、内蔵HDDは500GBと、ちょっとしたPC並みの性能を備えている。
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Xbox OneのACアダプター。結構大きいが一般的なレンガよりは小さい(右) |
本体は厚みのあるやや大柄なもので、ACアダプターも少々大きめ。とはいえ、薄型テレビのラックなどでも十分に収まるサイズではある。
ボディーはシンプル&モダンなデザインに仕上がっており、前面にはディスクスロットと電源スイッチしかない。あとは、側面のUSB 3.0端子が1系統あり、それ以外の接続端子はすべて背面にある。
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遠くから見るとそっくりに見える「PlayStation 4」 |
薄型でスリムなPS4と比べると、やや大きめに感じるが、実際に占有する面積はほぼ同じ。
PS4はACアダプターが不要なので、Xbox OneはACアダプターの置き場所の分だけ設置スペースは大きくなる。付属品はワイヤレスコントローラーと、ボイスチャット用のヘッドセット、ハイスピード規格のHDMIケーブルなどがある。
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Xbox One用のワイヤレスコントローラー。多少のデザインの変更はあるが、ボタン配置などはXbox 360用と同様だ。電源は単3乾電池2本を使用する。付属のヘッドセットを接続して音声チャットなどが可能だ |
(次ページに続く、「Windows 8.1に近いデザインのインターフェースを採用」)
