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あと半月……いろんな理由で4月までに買っておきたいデジタル製品 第3回

PS4は(AV的には)意外に機能が少ない! 今買うべきはPS3!?

2014年03月20日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 消費税が5%から8%へと改定される4月までもう残りわずか! 増税前の駆け込み購入をはじめ、“さまざまな理由”で買っておきたい製品を紹介する特集の第3回目。

 今回取り上げるのは、2月22日に国内で発売がスタートした「PlaySation 4」(以下PS4)。大手量販店では通常版が4万1900円で販売されている。一方、旧機種となった「PlayStation 3」(以下、PS3)は2万4800円。1万5000円以上も価格差がある。

 まだ独自タイトルがそれほど整っていないPS4より、豊富にゲームタイトルが揃っていて、しかも低価格なPS3のほうが現状はベストな買い物なのではないか……と思ってしまうわけだが、実際はどうなのだろう?

PS4で4K出力できる、というウワサに惑わされ……

「PlaySation4」

「PlaySation4」

 簡単にPS4の概要を紹介すると、CPUはソフトの開発のしやすさを狙って、PCで普及しているx64系のものが採用されている。8コアの64bit CPUで、グラフィックス処理用のチップ(GPU)もPC用のグラフィックボードとしても知られるRADEON系のカスタム品だ。

 メインメモリーは帯域幅176GB/sのGDDR5を8GB搭載。HDDも500GBとするなどミドルクラス以上のゲーム用PCに匹敵する能力を持っている。

 こうしたハードウェア性能により、フルHDの美しいゲーム映像を実現できるだけでなく、プレイ動画を手軽にユーザー間で共有できるなど、ゲームを中心としたコミュニケーション機能などが盛り込まれている。

 このように話題の次世代ゲーム機なのだが、筆者が注目したのは“ゲーム以外”の機能だ。

前面はUSB端子が2つあるだけに見えるが、中央左寄りにとても小さい電源ボタンとメディアイジェクトボタンがある

前面はUSB端子が2つあるだけに見えるが、中央左寄りにとても小さい電源ボタンとメディアイジェクトボタンがある

背面には光デジタル音声出力やHDMI、有線LAN、専用のカメラ端子などを装備する

背面には光デジタル音声出力やHDMI、有線LAN、専用のカメラ端子などを装備する

 PS4はBD/DVD再生機能を備える。公式なアナウンスとしては、ビデオコンテンツなどの4K出力にも将来的には対応できる能力を持つものの、現在は非対応で、具体的な対応予定も明らかになってはいない。

4Kプロジェクター「VPL-VW500ES」にPS4を接続してみたが……

4Kプロジェクター「VPL-VW500ES」にPS4を接続してみたが……

 実は、同じソニーの4K対応の薄型テレビやプロジェクター、AVアンプなどと組み合わせた場合、3840×2160ドット出力ができたという不具合(!?)も報告されている。筆者もそのウワサをネットで聞きつけPS4を購入したのだが、残念ながら我が家の4Kプロジェクター(VPL-VW500ES)との組み合わせでは密かに期待した不具合(?)は発生せず、仕様通りのフルHD出力でしか使えなかった。

 そこで気付いたのが、PS4のAV能力の貧弱さ。汎用のAVプレーヤーとして恐るべき高機能を誇っていたPS3に比べると、BD/DVDソフトを再生できるだけと言わざるを得ない。

 おかげで、PS4導入で引退するはずだったPS3は、まだAVプレーヤーとして現役で稼働を続けることになってしまった。そこで、PS3とPS4で、(現時点では)どれだけAV機能に違いがあるのかを徹底的にチェックしてみることにした。

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