消費税が5%から8%へと改定される4月までもう残りわずか! 増税前の駆け込み購入をはじめ、“さまざまな理由”で買っておきたい製品を紹介する特集の第3回目。
今回取り上げるのは、2月22日に国内で発売がスタートした「PlaySation 4」(以下PS4)。大手量販店では通常版が4万1900円で販売されている。一方、旧機種となった「PlayStation 3」(以下、PS3)は2万4800円。1万5000円以上も価格差がある。
まだ独自タイトルがそれほど整っていないPS4より、豊富にゲームタイトルが揃っていて、しかも低価格なPS3のほうが現状はベストな買い物なのではないか……と思ってしまうわけだが、実際はどうなのだろう?
PS4で4K出力できる、というウワサに惑わされ……
簡単にPS4の概要を紹介すると、CPUはソフトの開発のしやすさを狙って、PCで普及しているx64系のものが採用されている。8コアの64bit CPUで、グラフィックス処理用のチップ(GPU)もPC用のグラフィックボードとしても知られるRADEON系のカスタム品だ。
メインメモリーは帯域幅176GB/sのGDDR5を8GB搭載。HDDも500GBとするなどミドルクラス以上のゲーム用PCに匹敵する能力を持っている。
こうしたハードウェア性能により、フルHDの美しいゲーム映像を実現できるだけでなく、プレイ動画を手軽にユーザー間で共有できるなど、ゲームを中心としたコミュニケーション機能などが盛り込まれている。
このように話題の次世代ゲーム機なのだが、筆者が注目したのは“ゲーム以外”の機能だ。
PS4はBD/DVD再生機能を備える。公式なアナウンスとしては、ビデオコンテンツなどの4K出力にも将来的には対応できる能力を持つものの、現在は非対応で、具体的な対応予定も明らかになってはいない。
実は、同じソニーの4K対応の薄型テレビやプロジェクター、AVアンプなどと組み合わせた場合、3840×2160ドット出力ができたという不具合(!?)も報告されている。筆者もそのウワサをネットで聞きつけPS4を購入したのだが、残念ながら我が家の4Kプロジェクター(VPL-VW500ES)との組み合わせでは密かに期待した不具合(?)は発生せず、仕様通りのフルHD出力でしか使えなかった。
そこで気付いたのが、PS4のAV能力の貧弱さ。汎用のAVプレーヤーとして恐るべき高機能を誇っていたPS3に比べると、BD/DVDソフトを再生できるだけと言わざるを得ない。
おかげで、PS4導入で引退するはずだったPS3は、まだAVプレーヤーとして現役で稼働を続けることになってしまった。そこで、PS3とPS4で、(現時点では)どれだけAV機能に違いがあるのかを徹底的にチェックしてみることにした。
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