タブレットの良さが際立つタブレット、デジタイザーの使い勝手も良好!
598gと軽い10.1型タブは文書作成もばっちり! 「LaVie Tab W」
2014年09月26日 15時30分更新
キーボードとデジタイザーペンで作業効率が大幅アップ!
続いて、入力デバイスについて見てみよう。LaVie Tab Wでは入力方法としてディスプレーでのタッチ操作とキーボードによる入力、そしてデジタイザーペンを使った手書き入力の3種類に対応している。利用シーンや用途に合わせて、それぞれ使い分けが可能だ。
ディスプレーの解像度は1920×1200ドット。タッチ機能は10点マルチタッチ対応で、指すべりも上々。認識点の誤差もなく、高い解像度でも快適にタッチ操作できた。
キーボードはテンキーなしの85キー構成で、標準的な日本語配列を採用。キーピッチは18.5mmと、10.1型向けとしては十分なサイズが確保されている。筆者は普段フルサイズ(キーピッチ19mm)のキーボードを利用しているのだが、キーピッチ18.5mmでも違和感なく使えた。
キーストロークは約1.8mmで、モバイル向けとしてはやや深め。入力時に軽いクリック感があり、軽いタッチで軽快にタイプできる。タッチパッドのサイズは実測で約幅89×34.5mmとやや小ぶりだが、操作感は悪くない。タッチでは操作しづらい小さな部分を扱う際に便利だ。
Windows 8.1ではソフトウェアキーボードでも文章を入力できるが、長文を作成する場合はやはりキーボードが必須だ。タイプ感が異なる点もあるが、物理的なキーボードがあると画面にソフトウェアキーボードを表示する必要がないため、編集領域を広く取れるというメリットがある。作業効率を重視するなら、ぜひキーボードを活用したい。
筆圧感知対応のペン入力で図の作成も
手書き入力用のデジタイザーペンは、会議や打ち合わせ時のメモ書きに最適だ。長さは約140mm、太さは7.4mmで、グリップ感は通常のペンとほぼ同じ。ペン先は非常に細く、細かな文字も潰れずはっきりと表現できる。
デジタイザーペンの書き味は良好で、描画時の遅延もなくスラスラと描けた。1024段階の筆圧感知に対応しているため、線の濃淡や太さなど細かな表現にも向いている。一般的なビジネスシーンでは筆圧感知は特に重要ではないが、デザイン関連の業務やイラストを扱う仕事であれば、イメージを正確に伝える手段として有効だろう。
手書きメモの作成には、標準収録の「Office Home and Business 2013」や「Note Anytime」がおすすめ。特に「Note Anytime」はインターフェースがシンプルで扱いやすく、紙とペンを使っているかのような感覚で扱える。手書き入力による日本語変換にも対応しているので、文書を清書する際にも有効だ。
以上のように、「LaVie Tab W」では3種類の入力方法を使いわけることで、作業を柔軟かつ効率的に進めることが可能だ。それぞれのメリットを活かしながら、積極的に活用していただきたい。
(次ページ「USBやMicroHDMIやセンサー類、インターフェイスも充実」へ続く)