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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第373回

やっぱり合う! 千葉のローカル鉄道と猫の写真

2014年09月19日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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れっきとした駅猫がいる養老渓谷駅
でも、撮りやすいとは限らない!

 小湊鐵道が誇る猫駅のもうひとつは「養老渓谷駅」。高滝駅の猫とは違い、こちらはれっきとした駅猫。駅で買われてるし、ホームにおうちもあるのだ。名物猫である。

 とはいえ、猫だからいつも撮りやすいところにいてくれるとは限らないわけで。

 最初の訪れたときはよく晴れた連休の真っ最中で、大勢の観光客を遠巻きに見てたのでありました。

手書き看板の影からそっと観光客を伺うの図。人に慣れてるとはいえ、これだけ大勢いると警戒するらしい。ちょうどGWだったしな(2014年5月 オリンパス OM-D E-M1)

手書き看板の影からそっと観光客を伺うの図。人に慣れてるとはいえ、これだけ大勢いると警戒するらしい。ちょうどGWだったしな(2014年5月 オリンパス OM-D E-M1)

 改札の向こうに人がいっぱいいるなあ、これじゃあ落ち着けないなあ、と言ってるかのよう。鉄道グッズコーナーといいつつ、ラスクにドロップにサイダーと飲食系が並んでるのもミソ。

 とはいえ電車がこないときは閑散としたもの。ホームにひとり佇んでいる姿もまたよし(前ページ冒頭写真)。

 この猫は「ネネ」ちゃんというらしい。カメラ目線をしてくれるのはいいんだけど、いつもキリッとレンズをニラんでくれる。

 もう1匹はふさふさの長毛種で「ゆうた」というらしい。こちらはのんびりしたおおらかな猫で、木の椅子でのんびりお昼寝。近づいても意に介さない。

「ゆうた」はホームの隅にある椅子の上でのんびりとお昼寝と決め込んでたのであった。近づいてもぴくりともしないくらい悠然(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3)

「ゆうた」はホームの隅にある椅子の上でのんびりとお昼寝と決め込んでたのであった。近づいてもぴくりともしないくらい悠然(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3)

 彼は別の日に訪れたときも、ホームの日陰でのほほんとしておりました。

ふさふさの毛が気持ちよさそう。誰もいないホームの片隅でちょこん(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1)

ふさふさの毛が気持ちよさそう。誰もいないホームの片隅でちょこん(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1)

 で、この2匹は仲がいいかというと、よいようなよくないような、まあ猫ですからな。

この日、ネネは段ボールの家で昼寝してたのだけど、午後遅くなり、腹が減ったのかのっそり出てきたのであった。それを下から見つめるゆうた(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1)

この日、ネネは段ボールの家で昼寝してたのだけど、午後遅くなり、腹が減ったのかのっそり出てきたのであった。それを下から見つめるゆうた(2014年9月 オリンパス OM-D E-M1)

 いつも思うのだけど、ローカル線と猫ってすごく合うんだよねえ。この沿線はのんびりするにはもってこいなので、また訪れようかと思っております。次はぜひ車両とのツーショットを狙って。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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