シンプルを極めた東芝のWindowsタブレット「dynabook Tab S50」 第2回
タブレットとしては悪くないベンチマーク結果
積極的に持ち運びたい手軽さでOfficeも搭載した「dynabook Tab S50」
2014年09月26日 08時00分更新
東芝の10.1型Windowsタブレット「dynabook Tab S50」は、カバーとスタンドを兼ねたBluetoothキーボードを組み合わせて使うことを提案している。Windowsタブレットとしてはかなりシンプルな作りながら、キーボードと合わせればクラムシェル風に利用できるマシンとなっている。
前回はその外観や特徴的なカバー兼キーボードを中心に紹介したが、今回はその使い勝手や実力について見てみよう。
試用機の主なスペック | |
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製品名 | 「dynabook Tab S50/W8M」 |
CPU | Atom Z3735F |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 64GB フラッシュメモリー |
ディスプレー | 10.1型(1280×800ドット) |
バッテリー駆動時間 | 約7時間(JEITA 2.0) |
通信規格 | IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 |
内蔵カメラ | 前面:120万画素、背面:500万画素 |
内蔵センサー | GPS、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー |
インターフェース | microHDMI出力端子、microUSB 2.0、マイク/ヘッドホン端子 |
カラー | サテンゴールド |
サイズ/重量 | 約幅258.8×奥行175×高さ9mm/約555g |
OS | Windows 8.1 with Bing(32ビット) |
Officeつきで外出先でのドキュメント作成も快適
まず、アプリケーションとしてOffice Home and Business 2013を搭載することに注目したい。さらにAdobe Photoshop Expressも搭載している。
今回試用したモデルは「東芝ダイレクト」限定で販売している「dynabook Tab S50/W8M」にあたる。価格は8万3700円で、Officeつきと考えるとかなりのお手頃価格だ。この価格の実現にはOSにWindows 8.1 with Bingを採用したことも影響しているだろう。
ディスプレーの解像度は1280×800ドット。表面は光沢のあるグレアタイプだが、使っていて反射が気になるということはなかった。タッチの反応もよく、快適に利用できる。また、カバーをスタンドとして使っている時にもかなり安定感があり、クラムシェル風のスタイルでタッチ利用してもぐらつく心配はない。
外部ディスプレーに出力した場合は、最大1920×1080ドットに対応する。プロジェクターや大型ディスプレーと接続して使いたいという人にも不満はないだろう。
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