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世界中で注目される「Xperia Z3」の開発者が語る秘話

2014年09月08日 15時00分更新

文● 平澤寿康

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 ソニーは、IFA 2014に合わせてスマートフォンおよびタブレットの新機種「Xperia Z3」、「Xperia Z3 Compact」、「Xperia Z3 Tablet Compact」の3製品、ウェアラブルデバイスの新モデルとして「SmartBand Talk」、「SmartWatch 3」の2製品を発表した。

 それぞれ、従来モデルから多くの進化を実現しているが、どのようなコンセプトで開発されたのか。実際に製品開発に携わっている、ソニーモバイルコミュニケーションズの田嶋知一氏と伊藤博史氏に、IFA会場で行なわれたラウンドテーブルで話を聞いてきた。

ソニーのプレアムフラッグシップとしての顔を作りたかった

 「Xperia Z3の開発でこだわった部分は、Xperia Zからはじまり、Xperia Z1、Xperia Z2と進化してきたフラッグシップスマートフォンの最新モデルとして、もう一度ソニーのプレアムフラッグシップとしての顔を作りたい、そういう想いで開発した」と田島氏は言う。そのために取り組んだのが、徹底的な薄型化と軽量化だった。それも、ただ単に薄く軽くするだけではなく、その中にユニークな機能を盛り込み、さらに駆動時間も両立させることにこだわっており、この点が特に大きなチャレンジだったという。

 加えて、丈夫さにもメスが入っており、従来よりも優れるIP68準拠の防水機能も盛り込まれている。実際にZ3では、スタミナと防水という点について改めて全世界に訴求していく予定とのこと。日本では防水はもはや当たり前の存在だが、世界ではまだ普及が始まったばかり。そういった中で、どのようなシーンでも安心して使える生活ツールという意味で、この2点を訴求し、ユーザーの要求に応えていきたいという。

ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 シニアバイスプレジデント デザイン・商品企画部門 部門長の田嶋知一氏

機能を強化しつつ薄型化を実現

 Z3シリーズでは、従来よりも本体の薄型化が実現されているが、それにはカメラモジュールの薄型化が大いに貢献したと伊藤氏が指摘する。撮像素子自体は従来と同じ、2070万画素の「Exmor RS for mobile」だが、カメラモジュールのユニットやレンズの構造を見なおすことで、約0.7mmの薄型化を達成。そのうえで、25mmの広角Gレンズを採用したり、スマホで初となるISO 12800のサポート、カメラモジュールの性能を活かす新しいカメラアプリなど、機能も強化してきている。

 また、Z3 Compactに関しては、「ボディーサイズを一切変えることなく機能強化を実現することに注力した。」と伊藤氏。事実、フットプリントをほとんど変えることなく、液晶の大型化や機能、駆動時間を強化し、ボディーの薄型化も実現している。

 さらに、「ワンソニーの名の下にいろいろなテクノロジーを追究してきたが、ついにカッティングエッジな領域にも踏み込んできた」と伊藤氏が指摘するように、ハイレゾオーディオのヘッドホン出力にも対応させた。このように、ボディーの薄型軽量化を進めるにしても、機能面で妥協することなくさらなる進化を実現してきている点に、ソニーのZ3シリーズに対する強い意気込みが感じられる。

ソニーモバイル株式会社 UX Creative Design & Planning UX Product & Portfolio Planning Product Planning 統括部長の伊藤博史氏

右がZ3シリーズで採用された新カメラモジュール。左のZ2のカメラモジュールに比べて約0.7mmの薄型化を実現


(次ページでは、「“ザ・ベスト・オブ・ソニー”の切り札とは?」)

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