手のひらサイズの本体で単体駆動! Android直結のお手軽投影
まずはQUMI Q1の基本性能について紹介していこう。
小型ながらプロジェクターとしての性能に手抜かりはない。ランプにLEDを採用した輝度は50ルーメンで、ランプ寿命は約2万時間。投影距離は20cmで6インチ、2mで60インチ。解像度はVGA(640×480)で、パワポのプレゼンなどもこなせる。
スピーカーも内蔵しており、動画音声の再生も可能(必要に応じてスマホやPCなど接続機器側に音声を任せることもできる)。そしてガジェット愛好者として見逃せないポイントはファンレスであること。プロジェクターのファンは結構な騒音源なので、この仕様は大変ありがたい。
デバイスと接続するケーブルとして「MHLケーブル」を本体に格納する形で搭載。このケーブルを使うことで、MHLに対応したAndroidスマホやタブレットと直結して画面を投影できる。
MHLケーブルは、標準の5ピンタイプのほか、GALAXYシリーズなどが採用している11ピンタイプのケーブルも同梱されている。なお、MHLケーブルは着脱できるので、接続する機器に応じて付け替える形になる。
一方、PCやデジカメ、ビデオカメラ等と接続するには、マイクロHDMIポートを利用することとなる。なお、iPhoneやApple TVなどiOS機器はLightning端子からHDMIに変換するケーブルが必要となるほか、ほかの機器によってもHDMLに出力できるケーブルが必要となるので、接続したい機器に合わせて用意しよう。
前述の通りQUMI Q1にはバッテリーが内蔵されていて、電力供給ナシの単体駆動が可能。スマホサイズと相まって、取り回しの良さは特筆ものだ。バッテリー容量は1850mAhで、連続投影時間はノーマルモードで約60分、エコモードで約100分。よくある出先での営業や簡単なプレゼンにも十分だろう。
そして1つのポイントは、この内蔵バッテリーが、非常時にはモバイルバッテリー、いわゆるモバブとして活用できるということ。接続はマイクロUSB経由で、5V/500mAのバッテリーとしてスマホなどに給電できる。
ガジェットを持ち歩く人間なら、給電機能を持つ機器は“正義”以外の何物でもない。じつはQUMI Q1購入を後押しする最大の目玉機能では、などと推測したりもするわけだ。