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スマホ族と化した俺たちのために奴がリフレッシュして帰ってきた!

定番モバイルプロジェクターQUMI Q5 Refreshに隙なし

2015年01月07日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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 アドトロンテクノロジーの「QUMI」シリーズは、「モバイルプロジェクター」の定番製品として多くの人に認知されている存在だ。そのなかでもQUMI Q5は、スタンダードなモバイルプロジェクターとして人気を博してきたが、2014年12月にいくつかの点を改良した「QUMI Q5 Refresh」が発売された。
 スマホやタブレットに軸足を置き始めた我々のニーズを拾った“リフレッシュ”が施されているこの新製品。さっそく使い勝手をみていこう。

定番モバイルプロジェクターQUMIがリフレッシュして帰ってきた!

WinタブレットとのWi-Fi接続可能&MHL対応
痒いところに手が届きまくり

 モバイルプロジェクターQUMI Q5の最大の特徴は、コミック単行本とほぼ同等のコンパクトサイズに、発揮できる限りの性能が詰め込まれている点だ。それはQUMI Q5 Refreshでも変わらない。

 QUMI Q5 Refreshの実サイズは前モデルと同じ幅160×奥行き102.4×高さ32.3mmでありながら、重量は約10g軽量化され、約480gとなった。利用時に必須なACアダプターやリモコンなどを加えても合計約762gと、持ち運びをためらう理由はまったくない。

QUMI Q5 Refresh(発売中/実売価格7万円前後)

実際にはかりに乗せて量ってみた。本体のみで474g、ACアダプターやリモコンなどを加えて762gだった

 そしてコンパクトだからといって妥協しないのが映像投影能力だ。投影に使われるLED光源は500ルーメン。これは、本体重量500g以下のLEDモバイルプロジェクターとしては屈指の輝度だ。LED光源の寿命は約3万時間で、消費電力が低いうえにランプ交換がほぼ不必要。プロジェクターにありがちなランニングコストの高さを気にする必要はないだろう。

 また、前モデルでは1万:1だったコントラスト比が3万:1にパワーアップ。会議室でのプレゼンのような、室内を真っ暗にしないシチュエーションでも明瞭な映像を投影できる。投影画像の解像度はWXGA(1280×800ドット)で、720pのHD映像の投影にも対応する。

本体上部には、付属リモコンと同等の操作ができるタッチセンサーが搭載される。本体底面部(中央右寄り)には三脚を取り付けられるネジ穴がある。この写真ではシールでカバーされている

本体右側面には電源スイッチ、左側面には投影画像のピントを調整するダイヤルとスピーカーが配置される

 入力端子は、HDMI(MHL)のほか、アナログVGA、RCA3ピンなど多彩。現在よく使われる映像機器をほぼ網羅していると言っても過言ではないだろう。そして対応するケーブルはすべて同梱されているから、追加でケーブルを用意する必要がない。接続する段になって慌ててケーブルを探したり買いに走ったりすることもないというわけだ。

本体に同梱されるのは、専用ケース、リモコン、専用Wi-Fiドングル、ACアダプター、MHL-HDMIケーブル、HDMI-HDMIケーブル、VGAケーブル、3ピンAVケーブル

前モデル同様カラーバリエーションは「ブルー」「レッド」「ブラック」「ホワイト」「イエロー」の5色展開

 コンパクトでありながら、十分戦える性能を搭載したQUMI Q5 Refresh。“持ち歩けるプロジェクター”の別名はダテではないというところだ。次ページからは、本機の使い勝手をより良くしている機能について紹介していこう。

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