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あのハングオンの稼働実機も! ゲームミュージアムがオープン

2014年07月07日 18時00分更新

文● 伊藤 真広

 任天堂、SCE、バンダイナムコゲームスなど、10の大手ゲームブランドが協力して、長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」内に「ハウステンボス ゲームミュージアム」を7月5日にオープンした。

 「ゲームミュージアム」は、デジタルゲームの歴史を振り返ることができる施設で、約1000平方メートルの施設には、コンシューマー、アーケード合わせて100種類以上展示されている。

ハウステンボスにオープンした「ハウステンボス ゲームミュージアム」は、無料のハーバータウンにあり、施設の利用料も無料となっている

施設は大きく分けて7つのゾーンに分けられていた

入口に立つ、ゲームミュージアムの象徴“ゲームツリー

 1971年に世界初のアーケードゲーム機としてアメリカで誕生したナッチング・アソシエーツ社「Computer space」や、マグナボックス社から1972年に世界初の家庭用デジタルゲーム機として発売された「ODYSSEY」、日本で空前ブームの巻き起こした「スペースインベーダー」の初期モデルといった、デジタルゲームの歴史を語る上で欠かすことのできない貴重な実機を見られる。

1971年に誕生した世界初のアーケードゲーム機「Computer space」は、初期モデルから2人でも遊べる後期モデルまで4台を展示。実機プレイはできないが、横に置かれたアップライト筐体で稼働するエミュレーターで、ゲームをプレイできる

世界初の家庭用ゲーム機「ODYSSEY」も実機を展示。ちなみに当時はテレビに映像を出すことができなかったため、シートを画面に貼り付けてゲームをプレイしたとのこと

 また、展示されているゲームの中には実際にプレイ可能なものも多く、見るだけではなく、実際にゲームをプレイすることで、デジタルゲームの進化の歴史を体験できる施設となっている。

ゲーム機ヒストリーゾーンには、1970年台から2010年代までに発売された家庭用ゲーム機が60種類以上展示されている

コンピュータゲームに革命を起こした「ファミコン」も展示。残念なのは初期モデルではないことだが、これほど綺麗な本体と説明書が現存していたとは!

主要ゲーム機は無料で遊べるようになっており、ドリームキャストでは「なぜ、これにした!」と叫びたくなる「シェンムー」が稼働中

 オープンの段階で展示されているゲーム機は、アーケードとコンシューマが中心となっているが、今後はPCゲームに関する展示なども行っていく予定とのこと。

 ちなみにこの施設は、ハウステンボスのなかでも無料で入場できるフリーゾーンのハーバータウン内にあるため、無料で施設が利用できる。

 内覧会に参加した日本経済大学の講師 中村仁氏は、ゲーム王国について「多くの人が経験した70年代からのゲーム文化に触れるチャンスとともに、最新技術を用いたゲームも経験できる貴重な試み」と語った。

→次ページヘ続く (懐かしいゲームが目白押し! 施設内を歩いてみた)

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