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iPhoneやPCで高音質リスニングを楽しむポータブルアンプのススメ 第1回

iPhoneとつなぐだけ! 音質大幅アップのポタアン入門機を選べ!

2014年06月30日 17時00分更新

文● 鳥居一豊

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 携帯音楽プレーヤーやスマートフォンとヘッドフォンを組み合わせた音楽鑑賞は、今や音楽リスニングの一般的なスタイル。ヘッドフォン交換で高音質を目指す人もかなり増えてきているが、音質追求の道は果てしなく遠い。

 今、旬と言えるのは、ポータブルヘッドフォンアンプ、いわゆる“ポタアン”だ。バッテリー消費の問題などで音質的には少々不利なスマホのサウンドを根本的にグレードアップできるアイテムだ。

 この特集では、ハイレゾ音源を含めた高音質ソースをスマホで存分に楽しめる点でも注目のポタアンを詳しく解説。最新のトレンドに合わせて3つのカテゴリー(スマホ対応入門型、ハイレゾ完全対応型、バランス接続型)に分類し、代表的なモデルのインプレッションをまじえて紹介していく。今回はスマホ対応入門向けのおススメモデルを紹介していこう。

国内オーディオメーカーが続々参入!
iPhoneで96kHz再生が楽しめるモデルも!!

ソニーの「PHA-2」(左)とJVCケンウッド「SU-AX7」(右)

 今回メインで紹介するのは、ソニーの「PHA-2」とJVCケンウッド「SU-AX7」の2機種。実売価格は、前者が5万6000円前後、後者が6万円前後となっている。

 上記2モデルについては3ページ目以降で詳しく(試聴レポート含む)ご紹介するが、これら以外にも注目製品が続々と登場してきている。

ティアック「HA-P50」(左)とオンキヨー「DAC-HA200」(右)。デザインがほぼ一緒だが……

 国内メーカーではティアックの「HA-P50」(実売価格2万9000円前後)が3月下旬に発売されたほか、オンキヨーの「DAC-HA200」(予想実売価格3万2000円前後)が7月に発売される予定。実はこの2モデルは両社の共同開発による兄弟モデルで、カラーリングは異なるものの、デザインや機能は共通。もちろん、最終的な音はそれぞれが独自にチューニングしているので、それぞれに違ったものとなる。

 しかも、比較的安価ながら、iPhoneなど(Lightning端子搭載のiOS端末)とのデジタル接続時には96kHzのハイレゾ信号のデジタル出力が可能など、より進化した面もある。

 これからポタアンを導入しようという人にはかなり魅力的なモデルだし、国内メーカーが続々と参入してきたことで、ポタアンの認知度や普及もますます進むと感じる。

(次ページに続く、「ポタアンはヘッドフォンをきちんと駆動させるもの」)

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