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メルコ、2013年度売上高1011億8500万円、純利48.5%増の21億1600万円

2014年05月16日 23時00分更新

文● 大河原克行

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売上高は前年比1.4%減の1011億8500万円、営業利益は66.6%増の28億1100万円、経常利益は41.6%増の35億8700万円、当期純利益は48.5%増の21億1600万円

 メルコホールディングスは、2013年度(2013年4月〜2014年3月)の連結業績を発表した。

 売上高は前年比1.4%減の1011億8500万円、営業利益は66.6%増の28億1100万円、経常利益は41.6%増の35億8700万円、当期純利益は48.5%増の21億1600万円となった。

 メルコホールディングスの松尾民男副社長は、「周辺機器市場の縮小と、海外売上高が減収。収益性が低い海外における外付けHDDを大幅に縮小させ、経営への影響を縮小化させた。一方で、為替による原価高を吸収するためのコスト構造改革の取り組みによる利益改善効果がある。一時的なコスト削減ではなく、リバウンドしない構造改革に取り組んでいるが、まだ成果は道半ばにある」と総括した。

メルコホールディングス 代表取締役副社長の松尾民男氏

2014年3月期における決算のポイント

 なお、海外子会社9社の12月の決算期を3月末に統一。2013年度の業績では2014年1〜3月分を含めた15ヵ月の決算を数値を反映。これにより、売上高で41億3300万円増が含まれているほか、営業利益は8700万円減、経常利益は7400万円減、当期純利益は7600万円減が影響している。

海外子会社9社の12月の決算期を3月末に統一。2013年度の業績では2014年1〜3月分を含めた15ヵ月の決算を数値を反映

 「売上高の増加分である約41億円を引くと、売上高は1000億円を切る。12期目にして初めて1000億円を切った」とした。

フラッシュメモリー関連は、高付加価値製品の拡販、販売価格の上昇が影響

 メモリーは、売上高が27.8%増の55億2600万円。PC市場の低迷の影響で販売台数は6.6%減少したものの、DRAM価格に連動した販売価格の上昇でプラスとなった。

 フラッシュメモリーは、売上高が0.9%増の73億1000万円、販売台数は39.6%減となったが、PCから外すとUSBコネクターが自動的に収納されるオートリターン機能を採用したUSBメモリーや、ウイルスチェックとパスワードロックでデータ守るセキュリティーUSBなどの高付加価値製品の拡販、販売価格の上昇などがプラス要素となった。

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