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メルコ、2013年度売上高1011億8500万円、純利48.5%増の21億1600万円

2014年05月16日 23時00分更新

文● 大河原克行

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2014年度の連結業績見通し

 一方、2014年度の連結業績見通しは、売上高は前年比11.1%減の900億円、営業利益は77.8%増の50億円、経常利益は61.7%増の58億万円、当期純利益は65.4%増の35億円とした。

2014年度の連結業績見通しは、売上高は前年比11.1%減の900億円、営業利益は77.8%増の50億円、経常利益は61.7%増の58億万円、当期純利益は65.4%増の35億円

 「売上高は前期を下回るが、営業利益は増益を目指す。引き続き円安傾向を見込み、コンサバティブに読んでいるが、今のところ想定レートではプラスになっている。さらに、開発、生産、販売プロセスにもメスを入れ、引き続き経営体質の強化に取り組む」という。また、「Windows XPのサポート終了に伴う需要増や消費増税前の駆け込み需要反動もあるが、その影響が想定よりも少ない」と述べた。

 増収要因として、国内外での法人向けNAS製品の販売強化をあげ、減収要因としては、ストレージの国内外での縮小および販売抑制をあげた。

 2014年度は、プロセス改善を重点的に実施する「経営体質の強化」、商品カテゴリーを成長分野と成熟分野に分けてメリハリをつけた事業方針を推進する「既存事業の収益性の強化」、地域の徹底的な絞り込みや海外NASの売上高で5割増を目指す「海外事業の収益性の強化」、メルコフィナンシャルホールディングスなどによる金融事業や、ヘルスケア分野の開拓、M&Aの推進といった「新規事業への戦略的投資」を、重点的な取り組みに掲げている。

新規事業への戦略的投資として、金融事業や、ヘルスケア分野の開拓、M&Aの推進といった「新規事業への戦略的投資」を掲げた

 地域別の売上高見通しは、日本が前年比5.9%減の775億円、アジア・オセアニアが49.0%減の25億円、北米・中南米が21.9%減の50億円、欧州が33.3%減の50億円としている。

2014年度は、ハイレゾ・オーディオNAS、
アパートWi-Fi、11ac、DLPA対応などに注力

 2014年度の注力製品としては、高音質による再生を追求したハイレゾ・オーディオNAS、アパートなどの賃貸物件をまるごと無線化する「アパートWi-Fi」のほか、11ac対応無線LAN製品、DLPAリモート対応NASなどをあげた。

高音質による再生を追求したハイレゾ・オーディオNAS

アパートなどの賃貸物件をまるごと無線化する「アパートWi-Fi」

11ac対応Wi-Fiルーター

DLPAリモート対応NAS

 「アパートWi-Fiは、木造アパートなどのオーナー向けの製品であり、2013年度にも若干の実績があった。2014年度は販売が増加すると見込んでいる。また、11acは、11nよりも浸透が速く、価格低下も進行が速い。11ac対応Wi-Fiルーターは19gという軽量化を実現しており、持ち運びに適した製品として提案したい」と述べたほか、「国内主要カテゴリーにおけるトップシェアにはこだわっていきたい」と語った。

 なお、2014年6月13日付けで、創業者である牧誠氏がメルコホールディングスの代表取締役会長に就任、代表取締役社長に牧寛之氏が就任することについても説明。「この社長人事は、春に牧誠氏が体調を崩したことが大きい。創業者である現社長の経験やノウハウを、子息である寛之氏に移行させることが狙いであり、経営法人や方向性が変わるものではない。新社長は33歳という若さが指摘されるが、私見としては、ノウハウを移転するのであれば、もっと早い段階でもよかったともいえる」などとした。


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