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一家に一台ほしい存在

現代のラジカセ、ソニー「CMT-X7CD」はスピーカーの決定版

2014年05月04日 12時00分更新

文● 四本淑三 撮影●篠原孝志(パシャ)

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「録音」できるラジオとCDプレイヤー

 電源を入れてすぐ使えるのは、まずラジオです。FM20局/AM10局のプリセット機能と、タイマー録音機能があります。タイマーは録音開始/終了時刻の設定だけで、曜日や日付の指定はできません。毎日1回、設定した時刻に繰り返し動作します。毎日聞く放送を聞き逃さないためには便利な機能かもしれません。

 またラジオの放送中に、リモコンの「録音」ボタンを押すと、即録音が始まります。この辺はラジカセと同じ使い勝手。背面のAUX端子につないだ外部機器の音声も、このボタン一発で録音が始まります。録音フォーマットはMP3で、ビットレートは128kbpsと256kbpsの2択。CMT-X7CDの録音機能を活かすために、USBメモリーは準備していおたほうがいいでしょう。

付属品はアンテナとリモコン。AMはループアンテナで、FMはただの「リード線」。電波の入りやすい窓際などに設置して使います

家電的操作を実現するリモコン。ラジオの放送中に押せばすぐ録れる「録音」ボタン付き。録音したファイルの再生や削除もすぐにできます

 CDはアルバム1枚まるごと録音するほかに、1曲単位で録ったり、好きな曲だけを選べるプログラム録音にも対応しています。

 アルバムまるごと録った場合は「CDDA0001」のような通し番号付きのフォルダーに分けられ、各曲のファイル名にトラック番号が付く仕組みですが、自動で曲名は付きません。ルーター経由でインターネットにつながっているのだから、CDDBに対応してくれてもよさそうなものですが、ここは残念なところ。

 さて、こうしてCDをどれくらい録音できるかは、USBメモリーの容量と、読み取れるファイル数の上限によります。このUSB端子で認識できる最大ファイル数は3000、最大フォルダー数は1000、1つのフォルダー内で認識できるファイル数が250まで。

 ただ現実的には、よく聴くアルバムを何枚か録っておく、といった使い方が正しいように思えます。なにより録音したCDには曲名が付かない上に、ファイル名の編集機能もないので、聴きたい曲を探し出すのが難しいです。

 なお、このCDプレイヤーはCD-R/RWにファイルとして記録されたMP3の再生にも対応しています。また読み取ったMP3ファイルを、そのままUSBメモリーへコピーすることもできます。

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