ソニーの「CMT-X7CD」は、レガシーなCD/AM/FMチューナーを内蔵しつつ、Bluetoothはもとより、AirPlayやDLNAにも対応する最新のネットワーク・オーディオスピーカーです。
メーカーでは「マルチコネクトスピーカー」と称していますが、古い世代向けにわかりやすく言えば「2010年代に生まれたラジカセ」のようなものでしょう。CD/FM/AMを、USBメモリーに録音する機能が付くのも、今までのワイヤレススピーカーにはなかった機能です。
今年は各社から、ネットワーク・オーディオ向けのさまざまな製品が出ているところですが、これはマニア向けではなく、より広く普及することを狙ったオールラウンダーです。その使い勝手は実際どうなのか。製品をお借りして使ってみた印象を申し述べます。
「SRS-X」シリーズと同じ外観、近いスペック
外観は、すでに発売されているワイヤレススピーカー「SRS-X」シリーズと同系統のスクエアデザインで、タッチパネル式の操作系もまったく同じ。フロントグリルの色違いで、ホワイトとブラックの2色展開というのも同じです。
なおシリーズバリエーションとして「CMT-X5CD」という機種もあります。Wi-Fiに対応しないだけで、それ以外はCMT-X7CDと同じ。SRS-X7との違いも含めて、表にまとめてみました。
両製品の仕様 | |||
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製品名 | CMT-X5CD | CMT-X7CD | SRS-X7 |
CDプレイヤー | ○ | ○ | × |
AM/FMラジオ | ○ | ○ | × |
Bluetooth | ○ | ○ | ○ |
Wi-Fi(AirPlay/DLNA) | × | ○ | ○ |
USB録音・再生 | ○ | ○ | × |
内蔵バッテリー | × | × | ○ |
サイズ | 幅385×奥行き81×高さ178mm | 幅385×奥行き81×高さ178mm | 幅300×奥行き60×高さ132mm |
重量 | 約3.4kg | 約3.4kg | 約1.9kg |
実用最大出力 | 40W(20+20W) | 40W(20+20W) | 40W(20+20W) |
直販価格 | 2万4840円 | 3万5100円 | 3万4020円 |