このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

今年もカオスがせめてきたぞっ! ニコニコ超会議3まとめレポート 第12回

SUPER☆GiRLS、Berryz工房、チームしゃちほこ……アイドルの今が見えた「超音楽祭2014」

2014年05月02日 19時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 4月26、27日の2日間にわたって行われたniconicoの祭典「ニコニコ超会議3」。幕張メッセの1〜8ホールを貸し切って、niconicoのほぼすべてを地上に再現するという壮大なイベントだった。今回は、アイドルやアニソンなど、ネットでも人気を集めるジャンルのトップアーティストを集めて、2日間ずっとライブを実施していた「超音楽祭2014」ブースから、27日のアイドルステージをピックアップして紹介したい。

 具体的には、ももいろクローバーZの妹分で名古屋を起点に活動する「チームしゃちほこ」、エイベックスのアイドル専用レーベル「iDOL Street」に所属し、昨年に引き続き2年連続で超音楽祭に登場する「SUPER☆GiRLS」。超音楽祭は初出場ながら、1日目に登場した「℃-ute」と同じ「ハロー!プロジェクト・キッズ」出身でグループ結成から10年を迎えた「Berryz工房」の3組だ。

さまざまなジャンルのファンが混ざり合った客席

 まず、過去2回の超音楽祭とは大きく異なるものになっていた点に注目したい。それは、声優/バンド/アイドルといったジャンルの異なるメンバーでの対バン形式だということ。しかも、前半/後半での出演メンバーは発表されているが、出演順は決まっておらず、どのグループがいつ登場するのかわからない。自分が見たいグループが現れるまで会場内で待っているか、始まったという情報を入手してすぐに会場に入る必要があるのだ。そのため、おのずとさまざまなジャンルのファンが混ざり合うことになる。

 2日目に登場したアイドルグループ3組は、どれも歌って踊れるグループだ。真剣にパフォーマンスに取り組むアイドルを初めて目にして、「何か違う……。これはスゴい!!」と肌で感じた人も多かっただろう。

 ただ、現場で見る限り、アイドルファン以外を盛り上げるのはなかなか難しかったかなという印象だ。アイドルを応援する際のコールの入れ方やサイリウム(ペンライト)の振り方などは独特の文化があり、なかなか一発で真似してできるものではない。また、グループの場合は各メンバーカラーというものがあり、サイリウムの色を決めていることが多い。初見の人は、どの色を振っていいのかわからなくなる。

 とは言え、今回の3組は現在主流になりつつある表現力の高いグループで、しかもそれぞれの特徴が異なっている。パフォーマンスアイドルをグループ化して分けていくと、大きくこの3つのグループに分けられそうなくらい違いがあるのだ。というわけで、各グループのパフォーマンスの特徴を、超音楽祭でのコメントとセットリストを添えて紹介していこう。この3組を押さえておけば、パフォーマンスアイドルのいまが見えてくると言えるだろう。

チームしゃちほこ

ももいろクローバーZの妹ぶんというだけあり、独特な楽曲に全力のパフォーマンスが特徴。メンバーの煽りも素晴らしいが、テンポよく合いの手が入れられるのも楽しい

 ステージにて、「8月28日に武道館でワンマンライブをやります。(ニコニコの画面を指さしながら)そこの在宅のあなた! たまにはライブに来てもいいんじゃないかー!」とアツく呼びかけていた。5月14日には、6thシングルの「いいくらし」をリリースする予定だ。

●セットリスト

  1. 勝手にハイブリッド
  2. サマラバ
  3. いいくらし
  4. 乙女受験戦争
  5. トリプルセブン

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ