4月26、27日に幕張メッセにて開かれているniconicoの祭典「ニコニコ超会議3」。今年は、総勢200名を超える角界関係者が参加する「大相撲超会議場所」など、毎年、新しい楽しみを展開している。その中で筆者的に注目していたのは、「超歌ってみた」、「超踊ってみた」、「超演奏してみた」、「超ニイハオ台湾」という4ブースで、同じ時間に同じ曲を共演する「超あわせてみた」という企画だ。会場を駆け回って、4ブースとも見てきたのでレポートしていこう。
まさにniconicoを体現した企画!
ニコニコ超会議というと、安倍首相やふなっしーなど、一般人にもわかりやすい有名人が取り上げられがちだが、実は普通のユーザーが出演しているブースが非常に面白かったりする。
例えば、「超歌ってみた」ブースは、プロが演出するステージに上がってカラオケできるというものだが、舞台にあがるのは運営がアテンドした歌手や有名な歌い手ではなく、その場の抽選で選ばれたユーザーだ。
もちろん素人なので、音が外れていたりすることもある(異常にうまい人もいますが)ものの、ほかのユーザーが客席から一緒に歌ったり、舞台の後ろにダンサーとして参加して、みんな一体となって盛り上げることで、魅力ある体験に昇華しているのだ。
このあたりはそこまで見所のない動画でも、ほかのユーザーがコメントをつけて面白いものに変えていくという、niconicoならではの文化の体現といえるだろう。「超踊ってみた」でも、募集した振り付けでみんなで踊ったり、みんなでオタ芸を打ったりという企画を、「超演奏してみた」でも、楽器演奏者が集まって「千本桜」を演奏する大合奏を実施。見るだけでなく、「やりたい!」と参加を表明した人が表に出られる、まさに超会議3のスローガンである「全員主役。」なイベントだ。
今年は「ニコニコ国際交流」ということで、niconico初期からユーザーの多い台湾のブースを「超ニイハオ台湾」として展開。その4つのブースで、1日のフィナーレにタイミングを合わせて同じ曲を共演するというアツい企画なのが、この「超あわせてみた」になる。1日目が、中国語を学ぶ主人公が歌詞に登場する人気曲「いーあるふぁんくらぶ」をチョイスしていた。
そのうち、歌ってみたと踊ってみたを撮った動画はこちらになる。
各ブースは離れているが、モニターを4分割して各地の盛り上がりを映していた。ちなみに超ニイハオ台湾は、台湾で開かれているユーザーイベントの方々が踊っている光景を中継したもの。歌ってみたと踊ってみたは近かったため、シンクロして盛り上がっているのが目にできたのが面白かった。2日目の演目は「ハッピーシンセサイザ」になる。会場で読める人は少ないかもしれないが、本日超会議を訪れているならぜひとも最後まで残って体験してほしい。
この連載の記事
-
第13回
エンタメ
乗馬体験、仮想金魚の水槽など、未来あふれる「超Ocufes」に刮目せよ -
第12回
エンタメ
SUPER☆GiRLS、Berryz工房、チームしゃちほこ……アイドルの今が見えた「超音楽祭2014」 -
第11回
エンタメ
ミニスカポリスやマック赤坂も入った!! 熱湯風呂がいろいろアツい -
第10回
エンタメ
分身ロボや阿修羅骨格など、「第6回ニコニコ学会β」でスゴい研究を目撃! -
第9回
エンタメ
ニコ超に2年連続で安部総理が来場、大相撲超会議場所も開催 -
第8回
エンタメ
「ニコニコ超会議3」で見かけたコンパニオンたち! -
第7回
エンタメ
リア充「本当に」爆発した!! 体を張った超ニコニコ結婚式 -
第5回
エンタメ
やっぱりスゲー! ダイオウグソクムシが動けばサンバだって踊る -
第4回
エンタメ
グリコはお祭りムード満点「記念パピコ」をつくってみた! -
第3回
エンタメ
ニコニコ超会議3の会場を侵略する「巨大建造物」を目撃せよっ! - この連載の一覧へ