コントロールは専用アプリで
75Wという出力表示に恐れおののいていたのですが、ギャーンと一発鳴らしたところ、数字の割に音量は出ていない感じがしました。が、バンドの練習には余裕で使えそうですし、家で一人で使うには十分以上。というかフルで鳴らしたら、たぶんご近所から怒られます。DSPを通るがゆえのごくわずかなレイテンシーも気にはなりますが、それはほかのアンプシミュレーターでも同じことでしょう。
個人的にはもうちょいトレブルが欲しい気もしますが、それは設定でどうにかできそうです。ディレイやモジュレーションのようなステレオ感を生むエフェクトは、ウエット側の信号がサテライトスピーカーから出力されるので、漂う感じのステレオ感もちゃんと演出されます。
さて、AMPLIFiにはあらかじめ4音色がプリセットされていますが、専用アプリのAMPLIFi Remoteを使えば自由に設定できます。PODシリーズでおなじみLine 6は、アンプシミュレーターのパイオニアとも言えるメーカーなわけで、Line 6製品では昔からおなじみのモデリングされたアンプ、キャビネット、そしてエフェクターが数多く用意されています。モデリングされている内容は、PODのDAW用プラグイン「POD Farm 2.5 Platinum」とほぼ同じということです。