家庭内専用のギターアンプで、オーディオシステムとしてはアリ
AMPLIFiは大小2機種が用意され、出力とメインスピーカーの口径で差別化されています。いすれもVOXのAC30を思わせるデザインと色使いは、この手の機材としてはおしゃれな印象を受けます。
AMPLIFiの主な仕様 | ||
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製品名 | AMPLIFi 75 | AMPLIFi 150 |
出力 | 75W | 150W |
メインスピーカー | 8インチ×1 | 12インチ×1 |
サイズ | 幅445×奥行き203×高さ318mm | 幅571×奥行き241×高さ413mm |
重量 | 9.3kg | 16.2kg |
価格(アマゾン) | 4万4624円 | 5万7780円 |
この2機種を比べてみると、セレッションとLine 6の共同開発となるスピーカーが付いたAMPLIFi 150は魅力的ですが、より現実的なAMPLIFi 75を今回はお借りしました。
キャビネット本体は木製ながらトップ部分はプラスチック製で、スピーカー前面は金属製のメッシュグリルに覆われています。このことから移動と運搬を想定した製品でないことはおわかりいただけるで しょう。プラスチックは擦り傷がつきやすく、金属のグリルはどこかにぶつけるとすぐにへこんでしまう。家庭内か、軽音楽部の部室などに据え置きで使うもの と考えてください。
またギターアンプの形をしているだけで、当たり前のBluetoothスピーカーとしても実は使えますので、音楽を鳴らすだけならWin/Mac/Android/iOSのどれからでも接続オーケー。ギターを弾かないときは、家庭用のオーディオシステムとしても使えます。よって、この外観は正解と言えます。
まず、普通にBluetoothスピーカーとして使ってみましたが、さすがにサイズも出力も大きいので、余裕の鳴りっぷり。この場合、ギター用のメインスピーカーはサブウーファーとして機能し、その左右に2発ずつマウントされたユニットがサテライトスピーカーとしてステレオ再生をするようです。小型のBluetoothスピーカーのように、パッシブラジエーターで無理に低音を出している感じがなく、豪快に鳴るので、これはギターキッズ用のオーディオシステムとしてアリ、と思いました。
では早速ギターをつないでみましょう。