このページの本文へ

ギターアンプ型BTスピーカー「AMPLIFi」はギターキッズの希望か?

2014年04月10日 17時00分更新

文● 四本淑三 撮影●篠原孝志(パシャ)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

家庭内専用のギターアンプで、オーディオシステムとしてはアリ

 AMPLIFiは大小2機種が用意され、出力とメインスピーカーの口径で差別化されています。いすれもVOXのAC30を思わせるデザインと色使いは、この手の機材としてはおしゃれな印象を受けます。

AMPLIFiの主な仕様
製品名 AMPLIFi 75 AMPLIFi 150
出力 75W 150W
メインスピーカー 8インチ×1 12インチ×1
サイズ 幅445×奥行き203×高さ318mm 幅571×奥行き241×高さ413mm
重量 9.3kg 16.2kg
価格(アマゾン) 4万4624円 5万7780円

 この2機種を比べてみると、セレッションとLine 6の共同開発となるスピーカーが付いたAMPLIFi 150は魅力的ですが、より現実的なAMPLIFi 75を今回はお借りしました。

 キャビネット本体は木製ながらトップ部分はプラスチック製で、スピーカー前面は金属製のメッシュグリルに覆われています。このことから移動と運搬を想定した製品でないことはおわかりいただけるで しょう。プラスチックは擦り傷がつきやすく、金属のグリルはどこかにぶつけるとすぐにへこんでしまう。家庭内か、軽音楽部の部室などに据え置きで使うもの と考えてください。

 またギターアンプの形をしているだけで、当たり前のBluetoothスピーカーとしても実は使えますので、音楽を鳴らすだけならWin/Mac/Android/iOSのどれからでも接続オーケー。ギターを弾かないときは、家庭用のオーディオシステムとしても使えます。よって、この外観は正解と言えます。

 まず、普通にBluetoothスピーカーとして使ってみましたが、さすがにサイズも出力も大きいので、余裕の鳴りっぷり。この場合、ギター用のメインスピーカーはサブウーファーとして機能し、その左右に2発ずつマウントされたユニットがサテライトスピーカーとしてステレオ再生をするようです。小型のBluetoothスピーカーのように、パッシブラジエーターで無理に低音を出している感じがなく、豪快に鳴るので、これはギターキッズ用のオーディオシステムとしてアリ、と思いました。

 では早速ギターをつないでみましょう。

AMPLIFiの上部にはスリットが設けられており、運搬時にはハンドルとして、iPadなどを利用する場合は立てかけるスタンドとして利用できます

専用アプリAMPLIFi RemoteをインストールしたiPad Airと、私物のFender Stratocasterを接続させていただきました

メインボリュームはロータリーエンコーダー式で、ボリュームの位置はTC Electronicのベースアンプ「RH」シリーズのように、外周のLEDで表示されます。このボリュームノブをプッシュすると、オケに対するギターのミックスバランスに切り替わり、なかなか便利です

バックパネルには電源、電源スイッチ、USB端子(これが曲者)、オプションのフットペダル「FBV Express MkII」を接続するためのFBVインプット、AUX入力端子、ヘッドフォン端子があります

カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中